南河内万歳一座20年ぶりの「秘密探偵」、内藤裕敬「いろいろな探偵が秘密を遊ぶ」

南河内万歳一座「秘密探偵」が5月29日から6月3日まで大阪・一心寺シアター倶楽、6月6日から10日まで東京のザ・スズナリで上演される。

内藤裕敬が作・演出を手がける本作は1992年に初演され、98年に再演された作品。20年ぶりに上演される今回は脚本を書き換えて上演される。

内藤は本作について「秘密探偵とは秘密を暴く探偵ではなく、暴かれないように守る探偵のこと。今の時代、世間を騒がす秘密もチンケなモノばかり。その程度の秘密なら、暴く価値もないし、暴いたところで良いことなど何もない」と語り、続けて「そこで秘密が暴かれないよう探偵が暗躍するのだが、彼は一体何者？ 劇中、いろいろな探偵が登場し、秘密を遊ぶことで、その先に何かが見えるのではないか。そんな取り組みとなった」とコメントしている。

出演者には内藤をはじめ、鴨鈴女、木村基秀、福重友、皆川あゆみ、鈴村貴彦、松浦絵里、市橋若奈、寒川晃、有田達哉という南河内万歳一座メンバー、客演の千田訓子、PM／飛ぶ教室のや乃えいじ、空間悠々劇的のことえ、オーディションにより選出された華舞衆 彩り華のキャンディー、津野あゆみ、万姫が名を連ねた。