「十二大戦」東京公演、北村諒「積み上げた戦歴をうじゃうじゃぶつけたい」

2018年5月9日 21:00 1991 3 ステージナタリー編集部

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記事へのコメント（3件）

舞台「十二大戦」の東京公演が、本日5月9日に東京・シアター1010にて開幕。これに先駆けて同劇場で公開ゲネプロが行われた。

舞台「十二大戦」より。

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「十二大戦」は中村光がイラストを担当した西尾維新の小説が原作の舞台。去年2017年10月から12月にかけてはテレビアニメが放送され、Webマンガ誌「少年ジャンプ+」では、暁月あきらによるマンガ版が連載中だ。舞台版の脚本・演出は伊勢直弘が担当し、5月4・5日には兵庫公演が新神戸オリエンタル劇場で行われた。

舞台「十二大戦」より、北村諒演じる寝住。［拡大］

劇中では12年に1度開催される“十二大戦“に集った十二支の名を宿す12人の戦士たちが登場。最後の1人まで生き残った戦士は“どうしても叶えたいたったひとつの願い”を成就できる。12人の戦士たちは、ぞれぞれに特殊能力を持っており、ストーリーが展開するにつれ、その能力が明かされていく。

舞台「十二大戦」より、滝川広大演じる失井。［拡大］

戦闘中はスクリーンに斬撃や銃撃のアニメーションが派手に映し出され、バトルを大きく盛り上げる。また戦いが始まる前の戦士たちの名乗りのシーンも再現。十二支の動物になぞらえて「子（ね）の戦士“うじゃうじゃ殺す”寝住」というように、スクリーンには名乗りのテキストが映し出された。さらにテレビアニメ版と同じく椎名豪が手がける音楽が、命をかけた大戦の緊張感を煽った。

舞台「十二大戦」より、左から橋本祥平演じる断罪兄弟・兄、長谷川慎也演じる断罪兄弟・弟。［拡大］

北村諒はどんなときでも気だるそうに振る舞う子の戦士・寝住をスマートに演じ、滝川広大は「皆殺しの天才」と呼ばれる丑の戦士・失井を華麗な殺陣で表現。今村美歩は自身の過去に深く関わる願いを胸に大戦に参戦する寅の戦士・妬良をミステリアスに演じた。才川コージは“異常に殺す”卯の戦士・憂城を、いかにも怪しげなたたずまいと俊敏に動き回るバトル時のアクロバットで体現しながら、肉体美を披露した。

橋本祥平と長谷川慎也は、タッグを組んで戦う断罪兄弟を演技上のコンビネーションで見せつけ、横山真史は鉄壁の防御を誇る午の戦士・迂々真のナイーブな面を繊細に醸し出す。原勇弥はほかの戦士を騙しながら勝ち抜こうとする神出鬼没な未の戦士・必爺を独特の存在感で演じ、竹内夢は平和的解決を望んで行動する申の戦士・砂粒を理知的なムードで表現した。

さらに梅村結衣は戦況に翻弄されながらも奮闘する酉の戦士・庭取をエネルギッシュに務め、伊阪達也は戌の戦士・怒突を陽気でパワフルに、護あさなは高圧的な亥の戦士・異能肉を余裕たっぷりに、和泉宗兵は戦士たちの戦いを静かに見守る審判員・ドゥデキャプルをクールに演じ切った。上演時間は途中休憩なしの約2時間。公演は5月13日まで。なお5月11日14:00開演回にはDo As Infinityがゲスト出演し、本編終了後に主題歌「化身の獣」を披露する。

北村諒コメント

舞台「十二大戦」より、北村諒演じる寝住。［拡大］

神戸で積み上げた戦歴を東京でうじゃうじゃぶつけたいと思います。

滝川広大コメント

舞台「十二大戦」より、滝川広大演じる失井。［拡大］

神戸公演を終えて、自分に足りないものや、一番大切なものが何なのかを肌で感じる事が出来ました。これは自分にとっての財産です。この気持ちを込めて、東京公演にぶつけていきたいと思います。

今村美歩コメント

舞台「十二大戦」より、今村美歩演じる妬良。［拡大］

皆様に“本当に妬良は存在していたんだ”と思って頂けるよう、更に上を目指して、深みの増した妬良の生き様を魂込めて演じ切りたいと思います。

才川コージコメント

舞台「十二大戦」より、才川コージ演じる憂城。［拡大］

いよいよ東京公演です！
神戸では美味しいご飯を食べてパワー全開！
東京でも卯の戦士としての異常ぶりを魅せていきます。

橋本祥平コメント

舞台「十二大戦」より、橋本祥平演じる断罪兄弟・兄。［拡大］

今回の舞台「十二大戦」は実際に劇場に入るまで未知な部分がとても多かったです。
でも劇場に入って場当たりし、全ての歯車が噛み合った感覚がありました。精密に計算された舞台。きっとご覧頂くお客様を驚かせる事の出来る作品です！神戸公演が終わり自信も十分付き、この自信を東京公演にぶつけたいと思います！
そして俺様たち断罪兄弟のコンビプレー、とくとご覧あれ！