Bプロ“REMiX”に大平峻也「ただいま！」番組MCの座かけユニット対決

「B-PROJECT on STAGE『OVER the WAVE!』REMiX」が、本日2月22日に東京・AiiA 2.5 Theater Tokyoで開幕。これに先駆け本日、同劇場でゲネプロと囲み取材が行われた。

「Bプロ」の愛称で知られる「B-PROJECT」は、総合プロデュースを西川貴教、企画・原作を志倉千代丸、キャラクターデザインを雪広うたこが手がけるアイドルプロジェクト。2016年にテレビアニメ化され、翌17年には伊藤マサミの演出により舞台版「B-PROJECT on STAGE『OVER the WAVE!』」が上演された。本作はその再演となり、初演に引き続き演出を伊藤、振付をSup!!を手がけている。

1幕が芝居パート、2幕がライブパートとなっている本作。全員の歌唱で幕を開ける1幕では、「26時間テレビ～音楽で繋ぐ絆～FMJ歌謡祭2時間SP」と題された音楽番組のMCの座を巡って競い合うメンバーたちが描かれる。「2週間の仕事ぶりでMCを誰にするか決める」と申し渡された彼らは、精力的に仕事やレッスンに励むが……。キタコレ、THRIVE、MooNs、KiLLER KiNGとそれぞれがユニットソングを披露し、メンバーは全身を使ったパフォーマンスで会場を盛り上げる。また歌唱中にアイドルたちが客席通路を歩き回り、観客の声援に応える場面も。なお1幕、2幕共にライブのシーンではペンライトやうちわの使用が可能となっている。

ゲネプロ前に行われた囲み取材には北門倫毘沙役の木村敦、金城剛士役の岸本勇太、増長和南役の田口涼、不動明謙役の大平峻也の4名が出席。まず木村が「初日を迎えられてうれしい。精一杯のパフォーマンスでお客様を魅了できたら」と挨拶する。今回が初参加の木村は出演が決まった際の心情を「すごくうれしかった」と振り返り、「プレッシャーを感じていたけど、稽古に入ったらスタッフやキャストの皆さんが温かく迎えてくれた。全員で見せていきたい」と意気込んだ。初演から続投の岸本は「パワーアップした姿を見せたい」と気合十分。「今回は映像もあって、耳でも目でも楽曲を追えるようになっています。ライブシーンは五感で楽しんで」と見どころを語り、「てっぺんを決めないで、どこまでも突き上がっていくつもりで、一緒に楽しんでいきましょう」と呼びかけた。

田口は、自身の演じる増長和南が所属するMooNsに新キャスト2名が加わったことについて「（王茶利暉役の松本）ひなたは元々知り合いだったし、（音済百太郎役の小西）成弥はいいやつ。最高のMooNsになっていると思う」と自信たっぷりな様子を見せる。また本作のサブタイトル「OVER the WAVE!」にちなみ、「たくさん波が押し寄せてくると思いますが、素敵な千秋楽を迎えたい」と意気込んだ。大平は「僕たちだけじゃ戻って来ることはできなかったと思うので、応援してくれる皆様に感謝を言いたい。帰ってきました、ただいま！」と感慨深げに語った。大平はさらに「『B-PROJECT』が人生を生きるスパイスになってくれればいいな」と述べ、2幕のライブパートについては「僕らとコミュニケーションをとって時間を共有してほしいですし、皆さんの素のすべてをぶつけてもらえたら僕らも全力で返しますので、一緒に盛り上がりましょう」とアピールした。

最後に観客へのメッセージを求められた木村は、言葉を詰まらせてしまう。「どした？ まだ始まってないよ（笑）」と促す大平に見守られながら、木村は「僕は今回が初参加。座長として初日を迎えられるのは皆さんのお陰です。最高で最強なパフォーマンスを見せられたらと思っています。どうか応援をよろしくお願いします」と力強く締めくくった。

なお本作のBlu-ray/DVDが8月1日に発売されるほか、会場予約特典として10月13日に東京近郊でトークイベントが開催されることも発表された。本イベントには木村、是国竜持役のとまん、愛染健十役の藤田富、殿弥勒役の川上将大らが登壇する。

「B-PROJECT on STAGE『OVER the WAVE!』REMiX」の公演は2月25日まで東京・AiiA 2.5 Theater Tokyo、3月1日から3日まで兵庫・新神戸オリエンタル劇場にて。