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another BATIKの2本立て公演開幕、黒田育世「踊り朽ち果てても構わない」

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another BATIK公演より。(撮影:大洞博靖)

another BATIK公演より。(撮影:大洞博靖)

another BATIKの公演が昨日2月2日に開幕した。

another BATIKは、BATIK主宰の黒田育世が尊敬する振付家を招き、カンパニーの新作を創る企画。本公演では、佐多達枝が振付を担当し、バレエダンサー3人を客演に迎える新作「子どもたちの歌う声がきこえる」と、オクタビオ・パス著「波と暮らして」から想を得た、柳本雅寛と黒田のデュオ作品「波と暮らして」を再演する。

開幕に際し黒田は「踊り朽ち果てても構わない」と思いを語り、「生きることを踊ることとして自然に成し遂げる、そういうかけがえのない姿がまだ美しくここにあるということに、どうかお立ち会い下さいませ」と来場を呼びかけている。公演は4日まで、東京・世田谷パブリックシアターにて上演される。

黒田育世コメント

この公演が本当にかけがえのなことなのだと、私は、踊りで体で表明すると、覚悟を決めました。
踊り朽ち果てても構わない。
最も尊敬する佐多達枝先生の新作をBATIKで踊り上演出来ること、柳本雅寛という素晴らしいダンサーをデュエットのパートナーとしてお招き出来ること、抱えきれない程巨大で光栄な機会です。
そして、二度と実現などできないのだと自覚しております。
もう間もなく体や踊りの意識は忘れ去られる、そういう気配が忍び寄っているように感じられて、私は怯えています。
生きることを踊ることとして自然に成し遂げる、そういうかけがえのない姿がまだ美しくここにあるということに、どうかお立ち会い下さいませ。
もう一度、踊りで、忘れそうな、体という姿に、きっと出会い直せると思うのです。

another BATIK「子どもたちの歌う声がきこえる」「波と暮らして」

2018年2月2日(金)~4日(日)
東京都 世田谷パブリックシアター

演目

「子どもたちの歌う声がきこえる」

振付:佐多達枝
台本:河内連太

出演:黒田育世、伊佐千明、大江麻美子、大熊聡美、熊谷理沙、田中すみれ、政岡由衣子 / 小出顕太郎、中弥智博、牧村直紀

「波と暮らして」

演出:黒田育世
振付・出演:柳本雅寛、黒田育世

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