演劇集団 円が2018年公演ラインナップを発表

演劇集団 円が2018年の公演ラインナップを発表した。

4月20～29日には、東京・シアターΧにてシェイクスピアの「十二夜」をオールメールで上演。円の演出家、翻訳家として活動した安西徹雄の没後10年に際し、安西の演出に間近で触れてきた演出部の渡邉さつきが、若手男性俳優たちと作品を立ち上げる。

10月18～28日の東京・吉祥寺シアターには、座付き作家・内藤裕子の書き下ろし「こんな時に限って！（仮題）」が登場。土田英生作「初夜と蓮根」、チェーホフ作「ワーニャ伯父さん」と過去にも内藤とタッグを組んでいる金田明夫が出演し、長年後回しにしてきた問題が“こんなときに限って”噴出する物語に挑む。

12月20日から27日には、年末恒例の岸田今日子記念 円・こどもステージがシアターΧに登場。くによし組・國吉咲貴の書き下ろしを、演出部の後藤彩乃が手がける。アンデルセンの「はだかの王様」を題材に、周囲の意見に引きずられて自分を見失っていく大人たちの姿がコミカルに描き出される。

そのほか、「どんどこどん -こどものためのことばラエティ-」地方公演や、プラスワン企画も実施される。詳細は続報を待とう。