緊迫した恋愛ゲーム「危険な関係」玉木宏扮するプレイボーイが女性たちを翻弄

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シアターコクーン・オンレパートリー2017「危険な関係」が本日10月8日に東京・Bunkamura シアターコクーンで開幕。これに先がけ、昨日10月7日にゲネプロと囲み取材が行われた。

「危険な関係」ゲネプロより、左から玉木宏演じるヴァルモン子爵、鈴木京香演じるメルトゥイユ侯爵夫人。

「危険な関係」ゲネプロより、左から玉木宏演じるヴァルモン子爵、鈴木京香演じるメルトゥイユ侯爵夫人。

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「危険な関係」ゲネプロより、口づけを交わすメルトゥイユ侯爵夫人(鈴木京香)とヴァルモン子爵(玉木宏)。

「危険な関係」ゲネプロより、口づけを交わすメルトゥイユ侯爵夫人(鈴木京香)とヴァルモン子爵(玉木宏)。[拡大]

フランスの作家ピエール・ショデルロ・ド・ラクロによる恋愛心理小説をもとに、クリストファー・ハンプトンが戯曲化した本作。1985年にロイヤル・シェイクスピア・カンパニーによって初演され、日本では88年にデヴィッド・ルヴォー演出で上演された。今回演出を手がけるのは、日本初登場となるロイヤル・シェイクスピア・カンパニー出身のリチャード・トワイマン。またヴァルモン子爵役に玉木宏、メルトゥイユ侯爵夫人役に鈴木京香、そして2人の恋愛ゲームに翻弄されるトゥルヴェル法院長夫人役には、野々すみ花がキャスティングされた。

「危険な関係」ゲネプロより、左から野々すみ花演じるトゥルヴェル法院長夫人、玉木宏演じるヴァルモン子爵。

「危険な関係」ゲネプロより、左から野々すみ花演じるトゥルヴェル法院長夫人、玉木宏演じるヴァルモン子爵。[拡大]

物語の舞台となるのは、18世紀末のパリの社交界。妖艶な貴婦人メルトゥイユ侯爵夫人(鈴木)は、かつての愛人ジェルクール伯爵への恨みを晴らすべく、彼の婚約者セシル・ヴォランジュ(青山美郷)の純潔を踏みにじるよう、稀代のプレイボーイであるヴァルモン子爵(玉木)に協力を仰ぐ。しかしヴァルモンは、自身の叔母ロズモンド夫人(新橋耐子)のもとに身を寄せているトゥルヴェル法院長夫人(野々)に熱を上げている最中だった。

「危険な関係」ゲネプロより、千葉雄大演じるダンスニー騎士。

「危険な関係」ゲネプロより、千葉雄大演じるダンスニー騎士。[拡大]

一度は依頼を断ったヴァルモンだったが、セシルの母ヴォランジュ夫人(高橋惠子)が自分を非難していると知り、彼女に復讐するため、メルトゥイユ侯爵夫人の計画に協力することに。やがてトゥルヴェル法院長夫人、セシルに思いを寄せる若き騎士ダンスニー(千葉)らは、ヴァルモン、メルトゥイユ侯爵夫人の2人が仕掛けた恋愛ゲームに翻弄されていく。

「危険な関係」ゲネプロより。

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パリの社交界を舞台としながらも、ステージ上には“和”を感じさせるモノトーンな舞台美術が組まれ、松の盆栽や生け花といった日本を思わせるシンボルが随所で登場。また、絢爛なドレスをまとった貴婦人が集うロズモンド夫人宅でのシーンでは、巨大なガラス窓の向こうに日本庭園が出現する演出も。物語の主軸を担う玉木は、鍛え上げられた肉体と熱のこもった視線で、数々の女性たちを虜にしてきたヴァルモンを体現し、一方の鈴木は、社交界の華と称されるメルトゥイユ侯爵夫人を艶めかしく演じた。

左から千葉雄大、玉木宏、高橋惠子。

左から千葉雄大、玉木宏、高橋惠子。[拡大]

ゲネプロ前に行われた囲み取材には玉木、千葉、高橋の3人が出席。4年ぶり2度目の舞台出演となる玉木は「久々の舞台ですが、キャスト、スタッフの皆さんと一緒にできることはやったつもりです」と晴れやかな表情を見せ、「ヴァルモンは、周りの人々を言葉巧みに操っていくキャラクター。ヴァルモンを演じるにあたって、僕の中で彼の存在をコントロールするのが難しかったです」と苦労を明かす。

「危険な関係」ゲネプロより、左から玉木宏演じるヴァルモン子爵、土井ケイト演じるエミリー。

「危険な関係」ゲネプロより、左から玉木宏演じるヴァルモン子爵、土井ケイト演じるエミリー。[拡大]

「危険な関係」ゲネプロより、玉木宏演じるヴァルモン子爵。

「危険な関係」ゲネプロより、玉木宏演じるヴァルモン子爵。[拡大]

本作の見どころを問われた高橋は「なんと言っても玉木さんの上半身の肉体美! こんな美しい身体は初めて見たかもしれないです。それから女性を誘惑する“目”ね」と絶賛。また本格的な翻訳劇に初挑戦となる千葉は「すごく緊張してます」とはにかみつつ、「1回で理解していただくのは難しい作品かもしれませんが、笑える場面もあるので、そういうシーンでは心置きなく笑っていただければと思います」と観客に呼びかけた。さらにメルトゥイユ侯爵夫人を演じる鈴木からもコメントが到着。鈴木は「いよいよ来た!と、いう気持ちです。皆様の記憶に残る作品になるよう、とにかくやるだけです」と意気込みを語った。

上演時間は休憩込みの約2時間45分。公演は本日10月8日から31日までBunkamura シアターコクーン、11月9日から14日までは大阪・森ノ宮ピロティホールにて。

鈴木京香コメント

初日を迎えるにあたって、現在の心境

まさに、いよいよ来た!と、いう気持ちです。
皆様の記憶に残る作品になるよう、とにかくやるだけです。
是非楽しんでください。

玉木宏の印象について

私達のヴァルモンは甘くて苦い、危険な男です。
全ての女性のため息がいまにも聴こえてきそうなほどです!

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シアターコクーン・オンレパートリー2017 DISCOVER WORLD THEATRE vol.2「危険な関係」

2017年10月8日(日)~31日(日)
東京都 Bunkamura シアターコクーン

2017年11月9日(木)~14日(火)
大阪府 森ノ宮ピロティホール

作:クリストファー・ハンプトン
翻訳:広田敦郎
演出:リチャード・トワイマン
出演:玉木宏鈴木京香野々すみ花千葉雄大青山美郷佐藤永典土井ケイト新橋耐子高橋惠子 / 冨岡弘、黒田こらん

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読者の反応

☆:*ゆう*・☆ @rumi_ruka

Googleフォトさんから、5年前の思い出と、危険な関係のテレビ画像が!
で、ツイログ確認。当時の玉木宏さんの舞台「危険な関係」の記事も写真も削除されず、たくさん残っていました
ステージナタリーhttps://t.co/eYMBOpLaRG…
シネマカラーズhttps://t.co/xbPIpyBDjz
SPICE https://t.co/UxbsXpueYD https://t.co/bLPcf5eAYO

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