「メサイア ―悠久乃刻―」が、昨日8月31日に東京・天王洲 銀河劇場にて開幕。これに先がけ、ゲネプロと囲み取材が昨日行われた。
メサイア・プロジェクトは、2010年にスタートしたメディアミックスプロジェクト。「―悠久乃刻―」では、過去に己のメサイアを自らの手で葬り、深い悲しみを抱えながらも、サクラと呼ばれるスパイとして任務を遂行する厳格な青年・有賀涼(
卒業ミッションを目前に控えた加々美は、サクラとしての任務に就くため、敵方によって脳内に埋め込まれたチップを取り出すことに。しかしチップを摘出することで、高確率で直近の記憶を失うと宣告されてしまう。一方、有賀には、かつて所属していた暗殺組織サード・ニグマが接近。過酷な卒業ミッションを与えられた有賀と加々美は、チャーチのメンバーとともに、サード・ニグマを率いるハングドマン(
チャーチのメンバーには、前作「メサイア ―暁乃刻―」にも登場した御池万夜(
囲み取材には井澤、杉江、長江、山沖、橋本、山本が出席。井澤は「シリーズ4作目の出演になるので、ある程度有賀のことを知っていたつもりでしたが、今回初めて気付かされた部分が多かったです。それを知っていたら、過去作ではどういう気持ちで役に臨んでいたんだろうと改めて考えました」と自身が演じる有賀への思いを語り、「暗殺することを目的に生きる人間として役作りをしてきましたが、ストーリーが進むにつれて徐々に有賀の人間味が増して、今作でやっと人間になれたのではないかと思います」と考察。また初日を迎えるにあたって、「ついにこの日が来たかという感じ。殺陣が多いので、怪我のないように最後まで全員で完走できればと思います」と意気込みを述べた。
加々美の苦しい思いを受け止めるまでに苦労したという杉江は「演出の西森さんと作り込んで、なんとか初日を迎えることができました。たぎらせ過ぎずに、静かに闘志を燃やしたいです」と意欲を見せる。また長江は「先輩2人(井澤演じる有賀、杉江演じる加々美)の姿をしっかりと見届けたい」と井澤、杉江に視線を送り、続く山沖は「1人ひとりのキャラクターに主役級のストーリーがあるので、そこを見ていただけたら」と本作の見どころを語る。
シリーズ初参加となる山本は「(オファーが)『まだ来ないのかな、まだ来ないのかな』と思っていたら、やっと呼んでいただけました(笑)」と笑顔を見せ、「僕が演じる雛森は少し異質なキャラクター。雛森がこの5人にどう影響を与えるのか楽しみにしてください」とアピール。前作より続投の橋本は「御池、柚木、小暮の3人の展開にも注目してほしいです」と観客に呼びかけた。
最後にキャストを代表して井澤、杉江が挨拶。井澤は「自分、周りの役者、そして裏で支えてくださっているスタッフの皆さんを信じているので、何の心配もしていません。みんなで一丸となってがんばるのでよろしくお願いします」とコメントし、杉江は「これからもファンの皆さんにメサイアシリーズを応援していただけるように、次につながる作品にしていけたらと思います。千秋楽まで駆け抜けます」と意気込みを語った。東京公演は9月10日まで。その後、9月22日から24日まで大阪・サンケイホールブリーゼにて上演される。
「メサイア ―悠久乃刻―」
2017年8月31日(木)~9月10日(日)
東京都 天王洲 銀河劇場
2017年9月22日(金)~24日(日)
大阪府 サンケイホールブリーゼ
原作・ストーリー構成:高殿円「MESSIAH - 警備局特別公安五係」(講談社文庫)
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