龍真咲「ルーツに感動した」越路吹雪トリビュートアルバム発売記念イベントで

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龍真咲が、昨日1月23日に東京・山野楽器銀座本店にて、越路吹雪の37回忌を際してリリースされたトリビュートアルバム「越路吹雪に捧ぐ」の発売記念イベントに登場した。

「『越路吹雪に捧ぐ』発売記念 龍真咲スペシャルイベント」より、来場者と記念撮影に臨む龍真咲。(撮影:高樹涼子)

「『越路吹雪に捧ぐ』発売記念 龍真咲スペシャルイベント」より、来場者と記念撮影に臨む龍真咲。(撮影:高樹涼子)

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「『越路吹雪に捧ぐ』発売記念 龍真咲スペシャルイベント」フォトセッションより龍真咲。(撮影:高樹涼子)

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宝塚歌劇100年の歴史を彩った各組のトップスターが参加したアルバムの中で、龍は「雪が降る」「愛の讃歌」の2曲を歌唱。歌劇団を退団後、初めて公のイベントでファンの前に姿を現した龍は約250人の声援に応えながら、トークやサイン色紙を渡すなどファンとの交流を楽しんだ。

イベント前の囲み取材で、退団公演でも繰り広げた「愛の讃歌」について尋ねられると、龍は越路と歌劇団の歴史に思いを馳せ、「今までは当たり前のようにその曲を歌ったり、その曲を聴いたりという風な感じだったんですけど、やっぱりそれぞれにルーツがあるんだな」としみじみ語る。

「『越路吹雪に捧ぐ』発売記念 龍真咲スペシャルイベント」フォトセッションより龍真咲。(撮影:高樹涼子)

「『越路吹雪に捧ぐ』発売記念 龍真咲スペシャルイベント」フォトセッションより龍真咲。(撮影:高樹涼子)[拡大]

また2016年末と1月に行われた「エリザベート TAKARAZUKA20周年 スペシャル・ガラ・コンサート」直前のレコーディングとなったことについて、「ジャンルも違いましたしずっとどういう風にやってたらいいのかな」と戸惑っていたという。しかしスタジオで生のオーケストラの演奏を耳にしたところ、「それに乗せて歌ってというのをしてたら、そんなこと全然忘れちゃって楽しんじゃった」と笑顔を見せた。

さらにミュージカルと歌の世界で活躍した越路にちなみ、今後どのような活動をしていきたいかと問われると、龍は「大好きな歌であったり、ファッションの方にも興味がある」とひと言。幅広い活動をサポートしている事務所に所属したことを報告し、「新しい宝塚の卒業生としての道をアピールして行くことができたらなと思います」と意気込みを語った。

龍真咲コメント

アルバム収録曲で、宝塚歌劇団の退団公演でも歌った「愛の讃歌」について

改めて越路さんの歴史であったり、宝塚の歴史という物を私も共に歩むことができているんだなという思いがとても大きく募って、今までは当たり前のようにその曲を歌ったり、その曲を聴いたりという風な感じだったんですけど、やっぱりそれぞれにルーツがあるんだなという事を重く受け止め、改めて感動したので、これからもいろんな世代の方に幅広く語り継いで頂けるように、その一人になれたかなという思いで参加させて頂きました。

「エリザベート TAKARAZUKA20周年 スペシャル・ガラ・コンサート」出演直前でのレコーディングについて

大変なんじゃないかなと自分の迷いであったり、ジャンルも違いましたしずっとどういう風にやってたらいいのかなというのはちょっと悩んでいたんですけど、でもやっぱりそんなことより、スタジオに行って生のオケの演奏を聴いて、それに乗せて歌ってというのをしてたら、そんなこと全然忘れちゃって楽しんじゃったので、でも、そういう1つずつのカンパニーがこれからもたくさん出会って行けるのかなと思ったら、逆に(宝塚を)卒業してからの人生というものが楽しみにもなれたので、積極的にこれからも参加したいなというのはすごく思いました。

これからどのような活動をしていきたいか

これだけという風に言葉に出して行っちゃったら、固まってしまっちゃうんじゃないかなという所があるので、それはやはり宝塚時代の時から思ってたことで、やはりこの人がどういう人であったり、どうなのかというのは、観て下さった皆様であったり、私以外の方々がジャッジして頂けるんじゃないかなと思うので、そこは任せつつも、やはり大好きな歌であったり、ファッションの方にも興味があるので、そういう幅広いジャンルのある事務所に入ったので、頼りつつもいろいろ、また新しい宝塚の卒業生としての道をアピールして行くことができたらなと思います。

4・5月に行われるディナーショーについて

「MUSE(ミューズ)」という題名のディナーショーにしたんですけど、女神という1つだけの意味じゃなくて、調べてみたら芸術というものにインスピレーションを与えるということとか、1人1人の生きて生活して、私たち自身であっても、ファンの皆さまであっても、生きるということに煌めきであったり、そういうものの1つのワンポイントであったり、アクセントになれる人でいたいなという思いの意味もあります。内容はまだ言えないんですけど、私の得意ジャンルである面白系な場面では貝とかパールとかが出て来るんじゃないかなと、宝塚の動物シリーズを彷彿させる、お楽しみ頂けるものを作って行くことができたらなと思います。

本日着用している衣装のポイント

“王子”です。どちらともとれる中性的な、今回アルバムに参加させて頂いたのも(宝塚を)卒業したら、女にならなきゃいけないとか、もう男役じゃないんだという、いい意味で型から外れれるというのと、そうじゃない所があって、自分はどこの位置にいたらいいのかなと、ちょっと迷った時期も有ったんですけど、でも今回はハツラツとしていたり、ちょっとノスタルジックであったりというものに参加させて頂きましたので、ちょっとある意味中性的な感じで来て、ファンの皆さまの反応はどうかなと、楽しみな所でも有ります。

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「越路吹雪に捧ぐ」

新録音アーティスト収録曲

安奈淳「ラストダンスは私に」
麻実れい「眠れぬ夜の長恨歌(朗読)」
寿ひずる「夢の中に君がいる」
剣幸「愛の讃歌」
杜けあき「枯葉」
安寿ミラ「愛の幕切れ」「洒落にしましょう」
涼風真世「筏流し」
久世星佳「パダム・パダム」「美しさよ、さようなら(朗読)」
稔幸「ビギン・ザ・ビギン」
真琴つばさ「ジジ・ラモローゾ」「人生は過ぎゆく」
姿月あさと「シャンソン」
湖月わたる「ろくでなし」「ブギウギ巴里」
春野寿美礼「ジュテムレ」「群衆」
貴城けい「セ・シ・ボン」「君を待つ」
水夏希「水に流して」「家へ帰るのが怖い」
壮一帆「イカルスの星」「恋ごころ」
凰稀かなめ「サン・トワ・マミー」「パリ野郎」
龍真咲「雪が降る」「愛の讃歌」

ほか収録曲

深緑夏代「巴里の夜」「悲しみよこんにちは」
朝丘雪路「アイ・ラヴ・パリ」
麻実れい「明日は月の上で」「バラ色の人生」
大浦みずき「ケサラ」「群衆」
杜けあき「誰もいない海」
一路真輝「ラストダンスは私に」「アマリア」
稔幸「メランコリー」
姿月あさと「そして今は」
越路吹雪「愛の讃歌」

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