鹿殺しの“妄想系カルト劇”開幕、丸尾丸一郎＆菜月チョビが意気込み

劇団鹿殺し「image-KILL THE KING-」が、11月23日に東京・駅前劇場にて開幕した。

結成15周年記念公演の第3弾となる本作では、2003年に上演された劇団初期作品をリバイバル。地球人の滅亡と更生を目的とした宇宙人、反旗を翻し果敢に戦いを挑む人造人間などが登場する“妄想系カルト劇”が展開し、キャストには、丸尾丸一郎、菜月チョビ、オレノグラフィティをはじめとする劇団メンバーのほか、虚構の劇団の小沢道成が名を連ねている。

上演にあたって丸尾は「旗揚げ当初は持っていた、自分たちの可能性も作風も見失いかけていました」と初演時を振り返りながら、「今回のリメイクにあたり、そのもがきは濃ゆいままにお客様にお見せすることにしました。どうか、昔と今の僕らを笑って下さい！」と意気込む。また菜月は「ギラギラカルトな香りのビジュアルと音楽、劇団員＋劇団を良く知る小沢道成くんだけで贈る濃いー鹿殺し、これぞアニバーサリーな作品を体験してください！」とアピールした。

「image-KILL THE KING-」の東京公演は12月4日まで。その後、12月8日から11日まで大阪・ABCホールにて大阪公演が行われる。

丸尾丸一郎コメント

「image」を初演した2004年は、関西でお客さんが入らずにもがいていました。
旗揚げ当初は持っていた、自分たちの可能性も作風も見失いかけていました。
今回のリメイクにあたり、そのもがきは濃ゆいままにお客様にお見せすることにしました。
どうか、昔と今の僕らを笑って下さい！

菜月チョビコメント

活動15周年を祝して、今年は本多劇場、夏には初サンシャイン劇場と挑戦をしてきました。
最後はあえて駅前劇場に里帰り、のびのび打ち上げたい！と、
そして暴れるなら鹿殺しが（余りにも注目されてなくて）一番野放しだった頃に還ってみよう！と、
13年前大阪の片隅でギラギラしてた作品「image」を引っ張り出して来たわけです。
ギラギラカルトな香りのビジュアルと音楽、
劇団員＋劇団を良く知る小沢道成くんだけで贈る濃いー鹿殺し、
これぞアニバーサリーな作品を体験してください！
見逃すと5年後熱く語ってる人に嫉妬しちゃうやつですよ！