音楽劇「ダニー・ボーイズ」で真田佑馬、水田航生＆柄本時生との絆アピール

「音楽劇『ダニー・ボーイズ』～いつも笑顔で歌を～」が、明日10月26日に東京・東京国際フォーラム ホールCにて開幕する。初日に先がけ、本日10月25日に囲み取材とフォトコールが行われた。

島田虎之介のマンガ「ダニー・ボーイ」を原作とする本作は、1976年にブロードウェイのウィンター・ガーデン・シアターに日本人俳優として初めて出演した実在の人物、サトウ・イサオらの活躍をモチーフとした音楽劇だ。

囲み取材には、ダニー・ボーイズのメンバーを演じるジャニーズJr.の真田佑馬、水田航生、柄本時生に加え、悠未ひろ、AKANE LIV、ベンガル、剣幸が出席。主人公・伊藤幸男役の真田は「ワクワクしてます！ キャストがこのメンバーでよかった」と絆の強さをアピールし、田上英喜役の水田は「お客さんからどんな反応が来るのか楽しみです」と笑顔を見せる。またミッキー・岡田役の柄本が「セリフを間違えないように一生懸命がんばりたいなと。ちょいちょい間違えちゃうんで……」とコメントすると、真田がすかさず「いやいや、（間違えたら）ダメですから！（笑）」と指摘し、会場の笑いを誘う。

続いてベンガルが「小劇場育ちなので、明るい場所でやるのはちょっと恥ずかしいんですが、僕もソロで踊ったりとか活躍してますので」とおどけると、周囲から「ベンガルさんが踊ってるところ、見たことないですよ！」と総ツッコミが。そんな共演者たちの反応にベンガルは「若い人に囲まれて楽しいです」とはにかみながら答えた。

剣は「『歌ってどうしてこんなに人を幸せにするんだろう』という気持ちが本作のベースになっている」と作品の魅力を説明。同じく宝塚歌劇団出身のAKANEは「宝塚に入るきっかけが剣幸さんだったので、共演できてうれしいです」と喜びを明かし、悠未は「今まで稽古してきたパワーを初日に集結させたい」と意気込んだ。

2014年に上演された「オーシャンズ11」でも共演経験のある真田と水田。今作での真田の印象について水田は「2年経って、すごく大人になったなと。自分の考えをしっかり持っていたり、がむしゃらにぶつかっていく姿を見て、改めて素敵だなと思いました。そこに（柄本）時生くんも入って、ダニー・ボーイズの3人でいろんな考えを共有してきたので、初日を迎えるだけで感極まりそうです」とコメント。それに対し真田も「一言で言うと心強いですね」と水田に視線を送り、「ダニー・ボーイズとして『ああしたらいいんじゃないか、こうしたらいいんじゃないか』とたくさん話し合いました。そこが作中の関係性と通じるところもあって。素敵な雰囲気の稽古場だったと思います」と振り返る。

また今回がミュージカル初主演となる真田は「普段グループでは1フレーズくらいしか歌わないんですが、今回は7曲近く歌うので（笑）」と冗談交じりに答えながらも、「稽古を通して『歌って本当に楽しいものだよ』っていうのを教えてもらいました」と真剣な表情を見せる。また真田、水田、柄本の3人がプライベートでスタジオに入り、1夜限りの“ダニー・ボーイズバンド”を結成したことも明らかに。そんな3人をベンガルは「いいバランスだよね」と終始温かい眼差しで見守っていた。

「音楽劇『ダニー・ボーイズ』～いつも笑顔で歌を～」は、10月26日から29日まで東京国際フォーラム ホールC、11月5・6日に大阪・新歌舞伎座で上演。なおステージナタリーでは、追ってフォトコールの詳細をレポートする。