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亜門演出舞台、「スポーツ・文化・ワールド・フォーラム」で1回限りの上演

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「The Land of the Rising Sun」より。

「The Land of the Rising Sun」より。

昨日10月20日に、宮本亜門演出「The Land of the Rising Sun」が上演された。

「The Land of the Rising Sun」は、文部科学省、スポーツ庁、文化庁が主催する「スポーツ・文化・ワールド・フォーラム」の文化イベント公式プログラム。会場にて、フォーラム参加者を対象に、1回限りの上演として制作された。演出を宮本亜門、映像演出をチームラボ、江戸部分ヴィジュアル協力を蜷川実花が務め、市川海老蔵鈴木亮平、ソプラノ歌手の森麻季、BLUE TOKYO、WRECKING CREW ORCHESTRA/EL SQUADほかが出演した。

上演時間約30分の本作。ナビゲーター役の鈴木亮平が、流暢な英語で観客を作品世界へといざなう。チームラボの多彩な映像が映し出される中、1人の少女を軸に、神話の世界を交えながら日本の誕生が語られる。

会場全体を包み込む森麻季の伸びやかな歌声、大蛇と対峙する海老蔵演じるスサノオの奮闘ぶり、躍動感あふれるBLUE TOKYOのアクロバット、WRECKING CREW ORCHESTRA/EL SQUADのクールなダンス、さらに初音ミクなども登場し、次々と繰り広げられる迫力のシーンに、客席からは大きな歓声が上がった。

終演後に行われた会見には、宮本、海老蔵、鈴木、チームラボの猪子寿之が登壇。宮本は、本作で“日本”をどう表現しようとしたかという質問に、「あまりに多様性がありすぎて」と苦笑いしつつ、「それでもなんとか日本の良さを伝えたかった」とコメント。また「過去から未来の流れもすごく深くて。この小さな島国が、これからどうなっていくのか。2020年を機に、もっと変わっていくのだろうと考えながら作りました」と続けた。

海老蔵は「無事に終わってよかった。日本文化の良いところを、少しでも観ていただけたかなと思っております」と実感を語った。鈴木は開演まで非常に緊張していたことを明かしつつ「でも一番楽しむつもりで舞台に上がりました。結果、本分を忘れるくらい楽しみすぎてしまった!」と笑顔を見せる。チームラボの猪子も「日本を訪れる外国人の方たちに、東京という都市の背景にある歴史とか思想に少しでも興味を持ってもらい、文化的な都市として(東京を)楽しんでもらえたら」と期待を込めた。

「スポーツ・文化・ワールド・フォーラム」は、ラグビーワールドカップ2019、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会、関西ワールドマスターズゲームズ2021等に向けて、観光とも連動させつつ、スポーツ、文化、ビジネスによる国際貢献や有形・無形のレガシー等について議論、情報発信し、国際的に機運を高めるためのキックオフイベントとしての国際会議。10月19・20日に京都で開催され、東京では10月20日から22日まで開催中だ。

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