勅使川原三郎「アップデイトダンス」シリーズ、新作「夜」本日から

KARAS主宰の勅使川原三郎が構成・演出を手がけ、自らも出演するダンス公演「『夜』la nuit」が、本日7月20日から28日まで、東京のカラス・アパラタス B2ホールにて上演される。

この作品は、KARAS活動拠点のカラス・アパラタスで展開される「アップデイトダンス」シリーズの37作目。1996年から勅使川原が振り付けした全グループの作品に出演し、彼の作品のソリストとして国際的に活動している佐東利穂子も出演する。

なお上演に際して、勅使川原は「夜」と題するテキストを発表している。

勅使川原三郎テキスト

「夜」

鳥が鳴く　物が叫ぶ

心臓が小さくなる

遠くがもっと遠くになる

身体の中の空洞が大きくなり

夜が時を溶かし　全ては姿を消し

あなたは夜そのものになる　夜が深く呼吸する

美しい怪物になる