バストリオ新作、ワークショップ「回転」シリーズから発展

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バストリオ「YOUNG YOUNG MACHINES」が、7月9・10日に東京・西麻布 KREI SALONで上演される。

「YOUNG YOUNG MACHINES」チラシ

「YOUNG YOUNG MACHINES」チラシ

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「YOUNG YOUNG MACHINES」は、「ブリコラージュの手法を用い『なけなしのもの』を繕うことで別の価値のある物を作る」をコンセプトにした作品。13日間のワークショップを通して、出演者が作った小作品と、杉本佳一らが提供する未発表音源などを短編集のように並べて上演する。

また本作は2015年12月から2016年4月にかけて3回開催されたワークショップ「回転」シリーズの延長線上に位置付けられており、ワークショップ参加者からは9名が出演。ほかバストリオの橋本和加子、音楽家の安永哲郎を加えた合計11名で公演を行う。また安永は杉本とのユニット・minamoで2014年「100万回」に楽曲提供をしているが、バストリオの公演への単独出演は今回が初となる。

今野裕一郎コメント

バストリオは「回転」と名のつくワークショップを3回やりました。
ここではなにか特別な技術や訓練を集まった人たちに施したい鍛え上げたいというような考えはなく、継続的な場をつくり持つこと、ちゃんと見ること、たまたま共有したものをみんなの前で発表すること、これがその場でやることです。
バストリオの稽古の最初の段階でありすべてともいえます。出会ったら何かがはじまり変容していく可能性は恐ろしいほどに満ちています。ただ集まった人たちは失敗も成功もなく野心も役立たずの状態でこの機会をとことん使ってみるということに挑む、イメージがグループで共有され集まったいくつかの発表にはクリエイティブなことのはじまりがあり、やはり全てといえることが満ちていると感じましたし、未完成さに激しく心が動かされたりします。 今回、ワークショップの延長として新作をやってみます。 何かをつくるということです。 なけなしのものを集めてつくることと向き合い、個別なものが奉仕することなく完成図のない何かを起動させる。 その場ではちいさな灯りがつくだけかもしれません。何が起こるかわかりませんが見てもらえたらと思います。

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バストリオ「YOUNG YOUNG MACHINES」

2016年7月9日(土)・10日(日)
東京都 西麻布 KREI SALON

演出・構成:今野裕一郎
出演:秋山遊楽、小川沙希、郷田明希、坂藤加菜、利根静恋、中野志保実橋本和加子、原麻理子、半田美樹、望月志津子、安永哲郎
音楽提供:JMNC、杉本佳一、滝沢朋恵、ナマニエルボーイズ、松本一哉、よだまりえ

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読者の反応

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ナマニエルボーイズ @namanieruboys

【ナマニエニュース】
swingbowが所属するバストリオが7/9、10に西麻布KREI SALONで「YOUNG YOUNG MACHINES」を上演するそうです。ナマニエから楽曲も提供する予定なので是非お越しください。ナマッ!
https://t.co/xModXRlZDF

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