ナイロン100℃の
「エリコ・オブ・ザ・デッド」は、主人公の女子高生が親友・エリコのゾンビ化を阻止するために過去と未来を行き交う“ギルティーホラーショー”。脚本を主宰の木乃江、演出を
また本公演をゾンビメイクで観劇すると100円割引が適応される。この機会にゾンビになって劇場を訪れてみては。上演にあたり、木乃江からステージナタリーに寄せられたコメントは以下の通り。
木乃江祐希コメント
よし、旗揚げだ!と、思い立ったのはスポーツジムの鏡前でした。今年、私は20代最後の年で、ゆっくりじっくり人生を振り返った結果、必要なのは健康なんじゃないかという結論に至り、筋トレに勤しんでいたのです。しかし、ムキムキになりつつあるカラダを見つめ、なんか、もっと他にやるべき事があるんじゃ…と、足元がぐらついてきました。私には中学生の時からの夢があって、それは自分たちで劇団を立ち上げること。ですが、憧れていたNYLON100℃に入団し、その道が思いの外、険しく、すっかりそんな気持ちは無くなっていました。20代最後に筋肉をつけ、なんだか無敵になった、今こそ!昔からの夢を叶えてもいいんじゃないかと思いついて、やっと決心したのです。
スポーツジムを出て、真っ先にやったことは懇意の演劇人、えのもとぐりむさんに電話をかけること。彼は同い年なのに、劇団の座長で、作・演出を担当。制作会社まで作り、ナベプロの演劇の講師までやってるスーパーすごいやつでした。たまたま、近くにいたえのもとさんとすぐにお会いすることができ、劇団を立ち上げたいのだけれどと、相談を持ち掛けたところ、返ってきた言葉は仰天の一句。「明日、小屋を抑えるなら、その話のるよ!」でした。嬉しさもそこそこに、畳み掛けられる。明日じゃないとだめ。あと、6月じゃないとスケジュール空いてないから、この日抑えて、と具体的な日にちまで。すぐにやるやつじゃないと信用できないと鋭い眼で睨まれた私は、演劇舐めてくれるなと怒られた気がして…軽薄な自分を恥じる間も無く、翌日に小屋を抑えることになります。今思うと、15年クヨクヨしていた旗揚げの話。彼に相談しなければ1日で踏み切れなかったかもしれません。私が一人で始める劇団に、今回、えのもとぐりむくんを迎える、という形に納まりました。
※記事初出時、タイトルと本文に誤字がありました。訂正してお詫びいたします。
※動画は現在非公開です。
コノエノ!「エリコ・オブ・ザ・デッド」
2016年6月29日(水)~7月3日(日)
東京都 シアター711
作:
演出:
マジック監修:RYOTA
出演:
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- コノエノ! えのもとぐりむ×木乃江祐希×リアルマジックRYOTA コラボ公演!!
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