「LOVE ON THE FLOOR」で初舞台の高橋大輔、「2週間でダンサーに」

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6月30日から東京・東急シアターオーブにて上演される「LOVE ON THE FLOOR」の記者会見が本日4月6日に都内で行われ、ゲストダンサーの高橋大輔(高ははしごだかが正式表記)らが登壇した。

「LOVE ON THE FLOOR」記者会見より。左から高橋大輔、メリル・ディヴィス、チャーリー・ホワイト。

「LOVE ON THE FLOOR」記者会見より。左から高橋大輔、メリル・ディヴィス、チャーリー・ホワイト。

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「LOVE ON THE FLOOR」記者会見より、高橋大輔。

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本作は主演・構成・演出の3役を務める米国のダンサー、シェリル・バークがフィギュアスケーターと共に作り出す、世界初演のダンスショー。「ときめき」「情熱」「とまどい」「嫉妬」「無償の愛」といった、愛という感情の持つさまざまな面をテーマにしている。

「LOVE ON THE FLOOR」記者会見より。左からメリル・ディヴィス、チャーリー・ホワイト、高橋大輔、バイロン・アレン。

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会見冒頭ではまずシェリルが、「このショーのコンセプトは2010年から温めてきました」と映像でコメント。また「ダイスケはこの公演の主役のひとり。初舞台となるダンスも、スターダンサーとして非常に輝いています。身体と溢れる感情で表現する、非常にエキサイティングな、今までになかったダンスショーです」と意気込みを語った。続けて、出演者の一人でフィギュアスケート女子シングル世界チャンピオン、オリンピック金メダリストのクリスティ・ヤマグチが映像に登場し「ダイスケ、ダンスホールで会いましょう!」と挨拶する。

「LOVE ON THE FLOOR」記者会見より、メリル・ディヴィス。

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そして「スターズ・オン・アイス」などを手がけるアイスショープロデューサーのバイロン・アレンと、フィギュアスケートアイスダンスの世界チャンピオンでオリンピック金メダリストのメリル・デイヴィス、チャーリー・ホワイト、高橋が壇上に現れた。アレンは、「この作品の話を初めてシェリルとしたのは4、5年も前のことです。そのときに3つ大事なことがあると話をしたんですが、1つ目は素晴らしいアーティストに参加してもらうこと、2つ目は素晴らしい観客が必要であるということ、3つ目は最高のスタッフチームを揃えることだったんです。今回、それがすべて叶いました。日本の皆さんに、このユニークなショーをお見せできるのが楽しみです」とコメントした。

「LOVE ON THE FLOOR」記者会見より、チャーリー・ホワイト。

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今回、氷上以外の舞台を初めて踏むことになる高橋は「かなり以前からこのお話をいただいていたんですが、実は始め、やんわりお断りしていたんです(笑)。でもその後、現役も引退し自分の新しいキャリアとして、いい挑戦になるのではないかと思って、不安も大きいですがお話を受けることにしました。みなさんの協力を得ながらこのショーを成功させられるように、がんばりたいです」と意気込みを語る。

またディヴィスはシェリル・バークの印象について「彼女は人格的にも素晴らしく、踊りに対して非常に情熱的な方です。ダンサーではない人を輝かせるのがとても上手なので、そんな彼女が何年も構想を練ってきた本作に参加できるのが、とてもうれしい」と笑顔で語った。「我々スケーターは、舞台上のダンサーによく嫉妬しているんです」と意外な言葉を発したのはホワイト。「氷の上でやれることには制限があって、ストップや動き出しくらいしか“表現”の方法がないんです。でも今回は舞台上で、体の動きを使って多様な表現ができる。新しい段階の表現にいけるのが楽しみですね」と喜びを口にする。

またシェリル・バークが2週間で作品を作り上げると発言したことを受けて、「すごいプレッシャーをかけてくるな」と高橋は苦笑い。「でもできないと思ったら言わないと思うので、それを信じて、これ以上できないってくらい精一杯がんばってやろうと。大丈夫だと思います。2週間でダンサーになります!」と力強く宣言した。

会見終盤では、お互いの印象についての話題に。デイヴィスは「ダイスケにはすごく期待しています。私たちが大好きなスケーターのひとりですし、彼は単にテクニックだけでなく、スケートに対するチャレンジの姿勢が素晴らしい。観ている側にいろいろなことを感じさせてくれ、周囲をパフォーマンスに巻き込んでくれるスケーターなので、それが今回の舞台でも表れると思います」とエールを送る。ホワイトは「エキシビションでダイスケのすぐ後に滑らなければいけないことが多くて、そのたびにお客さんの大歓声を聞きながらメリルと『これ以上何をやればいいんだろう』って話をよくしていました」と振り返り、「ダイスケはひとつの動きから次の動きに移る時に焦ったりしないんですね、それがすごい。今回の舞台でもその良さが発揮されるのでは」と、同じ表現者としての目線から高橋の魅力を語った。

2人の発言を恐縮しながら聞いていた高橋は、「実は僕もお2人のことが大好きで!」と突然の告白。「さまざまなプログラムを、全然違うアプローチでダイナミックかつ繊細に表現しているので、これまでいちファンとして、2人のスケートを拝見してきました。そんな憧れのスケーターと一緒に、スケートではなくフロアで舞台を作り上げることができるのは、自分の人生にとっても非常にいい経験になる」と改めて意気込みを語り、会見を締めくくった。

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木下グループ presents「LOVE ON THE FLOOR」

2016年6月30日(日)~7月9日(土)
東京都 東急シアターオーブ

主演・構成・演出:シェリル・バーク
振付・共同監督:ジェリー・スロッター、ポール・モレンテ
出演:クリスティ・ヤマグチ、メリル・ディヴィス&チャーリー・ホワイト ほか
ゲストダンサー:高橋大輔

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読者の反応

yu-ka(★) @midorichiemi

チャーリー「ダイスケはひとつの動きから次の動きに移る時に焦ったりしないんですね、それがすごい」
メリル「彼は単にテクニックだけでなく、スケートに対するチャレンジの姿勢が素晴らしい。周囲をパフォーマンスに巻き込んでくれる」
https://t.co/9M3FKmDBoP・・嬉しい!

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