昨日3月31日に東京・TOHOシネマズ 日本橋にて、「午前十時の映画祭7」が開幕。その記念イベントとして、映画「
1956年ニューヨーク初演のミュージカルが人気を博し、1964年にオードリー・ヘプバーン主演で映画化された「マイ・フェア・レディ」。日本でも1963年にミュージカル版が初演され、以来さまざまなキャストで上演が重ねられている。日本初演50周年を記念して上演された2013年版では、霧矢大夢と真飛聖がWキャストでイライザを、寺脇康文がヒギンズ教授を演じて好評を博した。今夏、その顔合わせが再び実現する。
前回の思い出について寺脇は「とにかくセリフの量が……言語学者という役柄でもあり、言葉を間違えられなくてそれが大変でしたね」と振り返る。一方で、Wキャストの霧矢と真飛は、自分の稽古時間がシングルキャストの人の半分になるため、稽古中は不安もあったと明かした。
司会者が映画版に対する思い出や印象を尋ねると、寺脇が「お2人は、宝塚にいたときはイライザじゃなくてヒギンズ目線で見てたんですよね?」とすかさず質問。霧矢は笑って頷きながら「私は宝塚で英国もの(の作品)をやることが多かったので、そのたびに『マイ・フェア・レディ』のレックス・ハリソンさんを見て、ヒギンズ教授の英国紳士っぷりを学んでましたね」と答え、真飛も「私もです!」と笑顔で続けた。そんな霧矢と真飛から見た寺脇ヒギンズは、「懐が大きい!」(真飛)、「ヒギンズ教授って少年の心を持っている男性なので、まさにぴったり」(霧矢)だそうで、そこに寺脇が「そう?」と乗っかり、3人の仲の良さを感じさせた。
テンポのいい3人のやりとりを聞いていた司会者が「稽古場でもこんな和やかな雰囲気なんですか?」と尋ねると、3人同時に「このままです!」と即答。それを証明するように、寺脇が「実はキリヤンは“メイゲン”をたくさん持っているんですよ~」と話し始め、「前回の制作発表の場で、イライザ役のドレスを初めて着た霧矢さん、『女のポーズがわからん』って呟いてました」と暴露した。霧矢は「メイゲンって“迷言”のほうですよ!」と言いながら「こちら(真飛)のほうが女優としては1年先輩なので、女性らしいポーズを教えていただいたんですけど……」と話を振ると、真飛も「“こうですよ!”ってお伝えはしたんですけど、ただ腰に手を当てただけの、本当にいい加減な女性のイメージで……」と自虐コメントで会場を笑いで包んだ。
最後に、2人のイライザの違いについて寺脇が、「同じ動き、同じセリフなのに全然別の印象で、対する僕も毎回新鮮です。だからお客様にもぜひ両方観に来ていただきたい!」と熱く語り、会見を締めくくった。
ミュージカル「マイ・フェア・レディ」
2016年7月10日(日)~8月7日(日)
東京都 東京芸術劇場 プレイハウス
2016年8月13日(土)・14日(日)
愛知県 愛知県芸術劇場 大ホール
2016年8月20日(土)~22日(月)
大阪府 梅田芸術劇場 メインホール
脚本・作詞:アラン・ジェイ・ラーナー
翻訳・訳詞・演出:G2
音楽:フレデリック・ロウ
振付:前田清実
出演
イライザ:
ヒギンズ教授:
ピッカリング大佐:
ドゥーリトル:
ピアス夫人:寿ひずる
フレディ:
アインスフォード・ヒル夫人:
ヒギンズ夫人:
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