「小鳥公園」シリーズとは、文学作品を演劇化する鳥公園の企画。これまでに太宰治作の「女生徒」や武者小路実篤作の「ますます賢く」を引用した「すがれる」、平松洋子作「野蛮な読書」などを取り上げている。今回は、3月初旬に若手演出家コンクールにて披露した、芥川賞受賞作家・多和田葉子の「ペルソナ」を、公開稽古から発表と、創作の過程を公開しながら上演する。
上演にあたり、主宰の西尾佳織からステージナタリーに寄せられたコメントは以下の通り。
西尾佳織コメント
一列に連ねられた文字たちを読み進めていくことで、小説の時間は生まれますが、舞台の時間はそうではありません。小説から舞台へ、時間の成り立ち方がまったく異なる表現形式の間をエイヤッ!とジャンプすることで、新しく生まれるものがあるんじゃないかと思います。文字で記述されるからこその豊かさに満ちた多和田葉子さんの小説世界をいかに上演に編み直すか、七転八倒の創作プロセスも含めて、公開します。
小鳥公園#3「ペルソナ」
[公開稽古]
2016年3月24日(木)
[発表]
2016年3月26日(土)・27日(日)
東京都 森下スタジオ Bスタジオ
原作:多和田葉子「ペルソナ」(講談社文庫「犬婿入り」所収)
構成・演出:
出演:
鳥公園のほかの記事
リンク
- 鳥公園 TORIKOUEN
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
mushagumi💙💛@幸せなら手を叩こう @mushagumi
”「小鳥公園」シリーズとは、文学作品を演劇化する鳥公園の企画。” 武者小路実篤作の「ますます賢く」を引用した「すがれる」という作品があったらしい。/多和田葉子の「ペルソナ」を、鳥公園・西尾佳織が舞台化 - ステージナタリー https://t.co/l5SZICFQsh