3兄弟を軸に弥生時代のリアリティを描く、MONO新作「裸に勾玉」

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京都を拠点に活動する劇団MONOが、東京・シアタートラム公演を皮切りに、新作「裸に勾玉」を愛知・大阪と3都市で上演する。

MONO「裸に勾玉」メインビジュアル(撮影:西山榮一)

MONO「裸に勾玉」メインビジュアル(撮影:西山榮一)

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「裸に勾玉」は、弥生時代を舞台にしたストレートプレイ。身分が低く頭も悪い3兄弟を中心に、その周りに住む人たちが、ある選択を迫られる物語だ。2013年に主宰の土田英生が外部の仕事で「二都物語」の脚本を手がけた際、原作の“フランス革命のころのロンドンとパリ”という設定を、“邪馬台国と狗奴の国”に移して脚色したのが、本作執筆のきっかけになったと土田は語っている。なお「裸に勾玉」の特設サイトでは、MONOの過去作品「その鉄塔に男たちはいるという」「なるべく派手な服を着る」「ぶた草の庭」の3戯曲を現在、期間限定で無料公開中。

「裸に勾玉」上演にあたり、主宰の土田英生からステージナタリーに寄せられたコメントは以下の通り。

土田英生コメント

ステージナタリーの読者の皆様! MONOの土田英生ともうします。会話主体の舞台創りというベースは残しつつも、MONOはこれまでも様々な挑戦をしてまいりました。今回の「裸に勾玉」は時代劇です。しかも弥生時代です。さらにいえば卑弥呼などもでてこない、普通の人たちの話です。いかにそこにリアリティーを出すか、言葉なども含めて冒険しています。学術的リアルを目指しているのではありません。「弥生時代の人たちはこうだったのかなあと思ってもらう」仕掛けを施しつつ、現代につながる話にしています。面白いものになっていますので、ぜひ、弥生時代を体験しにきてもらいたいなあと思っています。

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MONO「裸に勾玉」

2016年3月5日(土)~13日(日)
シアタートラム
2016年3月19日(土)・20日(日)
愛知県 愛知県芸術劇場 小ホール
2016年3月23日(水)~27日(日)
大阪府 ABCホール

作・演出:土田英生
出演:水沼健、奥村泰彦、尾方宣久、金替康博、土田英生、山本麻貴、もたい陽子高橋明日香、松原由希子

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