「オー・メアリー!」より。(Photo by Emilio Madrid)

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Broadway! in Summer 7月はブラックコメディ「オー・メアリー!」と重厚な二人芝居「ジョブ」をじっくりと

個性の異なるプレイ2作がお目見え

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2023 / 2024シーズンの演劇人たちの活躍を讃えるトニー賞授賞式が終わり、落ち着きを取り戻したアメリカ・ニューヨークのブロードウェイ。来たる9月のシーズン開幕に向けて、今月は注目作が2作上演される。リンカーンの妻メアリーが、夫の暗殺までの数週間をどのように過ごしたかを描く「オー・メアリー!」と、職場復帰を目指す従業員とその療法士の攻防を1時間20分で描き切る「ジョブ」だ。このコラムではそれぞれの作品について紹介する。

「オー・メアリー!」

Oh, Mary!

「オー・メアリー!」より。(Photo by Emilio Madrid)

「オー・メアリー!」より。(Photo by Emilio Madrid)

2024年7月11日(木)~
ライシアム劇場

脚本:コール・エスコラ
演出:サム・ピンクルトン
出演:コール・エスコラ、ビアンカ・リー、トニー・マクト、コンラッド・リカモラ、ジェームズ・スカリー、ハナー・ソロー、ピーター・スミス

ノンバイナリーのコメディアン、コール・エスコラが脚本・主演を務める新作ダークコメディ。今年2月にオフブロードウェイで開幕し、2度も上演期間延長された作品が、オンブロードウェイ入りする。エイブラハム・リンカーンの妻メアリー・トッド・リンカーンの人物像を、エスコラがユーモアを交えて独自に解釈した本作では、メアリーがキャバレー歌手を夢見るアルコール中毒者として描かれる。演出は、スティーヴン・ソンドハイムの遺作となったミュージカル「Here We Are」で振付を手がけたサム・ピンクルトン。

「ジョブ」

Job

「ジョブ」より。(Photo by Emilio Madrid)

「ジョブ」より。(Photo by Emilio Madrid)

2024年7月30日(火)~
ヘイズ劇場

脚本:マックス・ヴォルフ・フリードリヒ
演出:マイケル・ハーヴィッツ
出演:ピーター・フリードマンシドニー・レモン

俳優としても活動するマイケル・ハーヴィッツが演出を担う、マックス・ヴォルフ・フリードリヒの新作二人芝居。ウイルス感染事故がインターネット上で話題になってしまったことを受けて、休職していた従業員のジェーン。仕事にやりがいを持つ彼女は、職場復帰を目指して療養士・ロイドの元を訪ねるが……。ミュージカル「ラグタイム」でトニー賞候補に挙がったピーター・フリードマンがロイド役、名優ジャック・レモンの孫であるシドニー・レモンがジェーン役で出演する。

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晴陽 @haruhi_0708

スカーレットとメアリーかと思った…
色味… https://t.co/y2Qs4oz395

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