マルシア、20年ぶりアルバムレコ発でソノダバンド従え熱唱

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7月3日に20年ぶりのフルアルバムとなるカバーアルバム「Marcia~愛は海を越えて」を発表したマルシアが、これを記念して発売日当日に東京・青山CAYで「Marcia 愛は海を越えて 日本のスタンダード・ナンバーを21世紀に継承するアナログレコーディングの魅力」と題したトーク&ライブを実施した。

「Marcia 愛は海を越えて 日本のスタンダード・ナンバーを21世紀に継承するアナログレコーディングの魅力」の模様。

「Marcia 愛は海を越えて 日本のスタンダード・ナンバーを21世紀に継承するアナログレコーディングの魅力」の模様。

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イベントが始まると、本作で全曲の演奏とアレンジを手がけたソノダバンドが音を奏で始め、マルシアが客席を縫って「フィーリング」を歌いながら登場。あっという間に会場の空気を1つにした。その後はマルシアとプロデューサーの佐藤剛、レコーディングエンジニアを務めた香椎茂樹、ソノダバンドという顔ぶれでトークを展開。今回の収録曲が選ばれた経緯や、デジタルレコーディング全盛の今どうして全曲生楽器による演奏とアナログ一発録りを行ったのかといった話を繰り広げた。そしてイベント前半のラストには、収録候補には上がったものの本作には収録されなかった日本のスタンダードナンバー「黄昏のビギン」を披露した。

30分のインターバルを経て、後半はマルシアとソノダバンドによるライブパートに突入。ザ・ピーナッツの「ウナ・セラ・ディ東京」や、大ヒットを記録したマルシアのデビュー曲「ふりむけばヨコハマ」、佐野元春の「バルセロナの夜」と歌で3都市を巡った後、山口百恵の「GAME IS OVER」をハードに熱唱した。さらに彼女の祖母と母が大ファンだったという美空ひばりの「人生一路」を歌い、沢田研二の「君をのせて」、ハイファイセットの「フィーリング」を前半とは違うアレンジで披露。マルシアが収録を熱望したというスタンダードナンバー「ケ・サラ」をしっとりと歌い上げ、最後は坂本九の隠れた名曲「君が好き」を歌唱した。

本編終了の挨拶で一旦は降壇した彼女だが、アンコールの拍手を受け再登場。アンコール曲として沢田研二の「君をのせて」を歌い、約2時間半のステージは幕を閉じた。イベントを終えたマルシアは、今の気持ちを「17歳で歌手になるために、ブラジルからたった1人で日本に来ました。日本語もまったくわからず毎日がとにかく不安でいっぱいでした。25年たった今、こんなにも多くの方に支えられて20分年ぶりにアルバムが出せて本当に幸せです。20年ぶりの今回のアルバムには現在のマルシアのすべてが詰まっているので、たくさんの方に聴いていただきたいと思っています。新しい再スタートを切ったと思っているので、これからも歌手マルシアとして精進していきます!!」と語った。

「Marcia~愛は海を越えて」はソノダバンドが演奏とアレンジを担当し、引地洋輔、加藤慶之、荒井健一のRAG FAIRメンバー3人がコーラスで参加。自身の代表曲「ふりむけばヨコハマ」を含む日本のスタンダードナンバー9曲を、アナログレコーディングのよさにこだわってカバーしている。

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読者の反応

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AKI @AKAK

「黄昏のビギン ソノダバンド」で検索してたらこんな記事出てきた…懐かしい…

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