星野源が堺雅人×井川遥共演の映画「平場の月」主題歌書き下ろし、新曲「いきどまり」流れる予告編公開

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星野源が11月14日公開の映画「平場の月」の主題歌として、新曲「いきどまり」を書き下ろした。

星野源とは?

1981年1月28日埼玉県生まれの音楽家、俳優、文筆家。2000年には自身が中心となりインストゥルメンタルバンドSAKEROCKを結成。2003年に舞台「ニンゲン御破産」への参加をきっかけに大人計画に所属する。2010年に1stアルバム「ばかのうた」でソロデビュー。2016年リリースのシングル「恋」は、自身も出演したドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の主題歌として話題を集め、ドラマのエンディングでキャストたちが踊る“恋ダンス”がブームを巻き起こした。2019年には初の5大ドームツアーとワールドツアーを開催。2020年、新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言下でSNSを通じて新曲「うちで踊ろう」を発表し話題を呼ぶ。同年末には「NHK紅白歌合戦」に出場し、この曲の“特別バージョン”を披露した。2022年4月にテレビアニメ「SPY×FAMILY」のエンディング主題歌「喜劇」、7月に映画「ゴーストブック おばけずかん」の主題歌「異世界混合大舞踏会(feat. おばけ)」をリリース。俳優としてはドラマのみならず、映画「箱入り息子の恋」「引っ越し大名!」「罪の声」などにも出演している。著書は「そして生活はつづく」「働く男」「よみがえる変態」など。2016年からニッポン放送「星野源のオールナイトニッポン」のパーソナリティを務めている。

映画「平場の月」メインカット©2025映画「平場の月」製作委員会

映画「平場の月」メインカット©2025映画「平場の月」製作委員会

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映画「平場の月」ポスタービジュアル©2025映画「平場の月」製作委員会

映画「平場の月」ポスタービジュアル©2025映画「平場の月」製作委員会[拡大]

「平場の月」は「第32回 山本周五郎賞」を受賞した、発行部数20万部を超える朝倉かすみによる2018年刊行の同名小説を実写化した作品。お互い独り身となった中学時代の同級生2人が再会し、離れていた歳月を埋め、心を通わせていくラブストーリーが描かれる。妻と別れて地元に戻り、印刷会社に再就職して慎ましく平穏に生活する主人公・青砥健将を堺雅人、青砥が中学生時代に思いを寄せていた須藤葉子を井川遥が演じる。2人の中学生時代を坂元愛登一色香澄が演じ、監督を土井裕泰、脚本を向井康介が務める。

星野源

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星野は自身が手がけた主題歌「いきどまり」について、「いただいた脚本を読み、ピアノをぽろぽろと鳴らしながら作曲していきました。最近私は自身を焼き付けるような楽曲を書いてきましたが、この新曲『いきどまり』は自身を歌ったものではなく、歌の中に物語があり、それが一人称で語られる楽曲です」とコメント。主演の堺は「曲を聴きながら、井川遥さん演じる須藤と過ごしたいろいろなシーンを思い出しました。映画の世界を、月光にも似た淡く優しい光で照らしてくれるような曲ですね」と、一足先に本楽曲を試聴した感想を述べている。

YouTubeでは「いきどまり」を使用した映画の予告編を公開中。

映画「平場の月」予告編

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星野源 コメント

ある日、土井監督と那須田プロデューサーが「直に話したい」と僕の作業場まで来てくれました。映画「平場の月」の主題歌を制作して欲しいというオファーでした。今まで何度もお仕事ご一緒しているけど、こんな風に自分の居場所まで来てくれて3人だけで話すなんて滅多にないなあ、と嬉しかったのを覚えています。いただいた脚本を読み、ピアノをぽろぽろと鳴らしながら作曲していきました。最近私は自身を焼き付けるような楽曲を書いてきましたが、この新曲「いきどまり」は自身を歌ったものではなく、歌の中に物語があり、それが一人称で語られる楽曲です。劇場の中で、そして貴方の中で、ぜひこの楽曲を聴いてください。

堺雅人 コメント

曲を聴きながら、井川遥さん演じる須藤と過ごしたいろいろなシーンを思い出しました。映画の世界を、月光にも似た淡く優しい光で照らしてくれるような曲ですね。また、「間違いだらけの優しさ」「忘れられぬ呪い」「行き止まりの二人」といった、星野さんが言葉にしてくださったフレーズのおかげで、物語をより理解できた気がします。出演者として本当に嬉しく思います。星野さん、ありがとうございました。

土井裕泰監督 コメント

俳優・星野源とはこれまで何度か仕事をしてきたけれど、勿論そのずっと前から、彼の音楽や文章のファンだった。紛れもない現代のPOPSTARでありながら、その表現のベースには常に市井の人の視線や実感があって、だからこそ彼の眼を通して見た世界はとても信用できる。
この平場の男女の物語は彼の眼にはどんな風に映るのだろうか?ある時、そんな興味に急にとらわれて、多忙な彼に台本を届けに行ってしまった。
数か月経って、ツアーが一段落した彼から返ってきたのは、彼の声とピアノだけのシンプルで美しい曲だった。
「切ない、大人の、恋物語」などという惹句ではとても掬いきれない、愚かしくも愛おしい人間の営みへの眼差しがあって、シニカルなのに温かく、諦念の中にささやかな希望を忘れていない。
この曲をもって完結することができる「平場の月」はなんと幸福な映画だろう。星野源の歌う言葉を、どうか劇場で、最後の一音までもらさずに聴いてほしい。

読者の反応

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ゆ🦆🦀カマ @ymg_okmt

ししししんきょくぅぅぅぅーーーー!!!
ちょっと聴けちゃうよっ!
良すぎて心臓止まりそうだった💕
みんなも気をつけて! https://t.co/MWhZXEOmMp

コメントを読む(4件)

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