菊池風磨がミセスの映画主題歌「天国」を絶賛、大森元貴は「照れる」

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大森元貴Mrs. GREEN APPLE)と菊池風磨timelesz)がダブル主演を務める映画「#真相をお話しします」の公開初日舞台挨拶が本日4月25日に東京・TOHOシネマズ日比谷で行われた。

人見知り同士ながらも、すっかり仲良くなった大森元貴と菊池風磨。

人見知り同士ながらも、すっかり仲良くなった大森元貴と菊池風磨。

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1つのイヤホンで聴いたデモ曲

本日25日公開の「#真相をお話しします」は結城真一郎が2022年に発表した5編からなる同名ミステリー小説を実写化した作品。ゴシップの真相を暴く生配信チャンネル「#真相をお話しします」を軸としたストーリーが描かれる。本作で大森は謎めいた男・鈴木、菊池は過去に秘密を抱える警備員・桐山をそれぞれ演じている。

大森元貴(Mrs. GREEN APPLE)

大森元貴(Mrs. GREEN APPLE)[拡大]

上映後に行われた舞台挨拶には大森、菊池、中条あやみ岡山天音豊島圭介監督の5人が登壇した。公開初日の心境を聞かれた大森は「僕は初めての経験。映画がどう届いたのか気になります」と述べ、「音楽のリリース日とは違う感覚?」と司会者に問われると「近い部分はあるかもしれないですね。これまで“自分と鈴木”の物語でしたけど、これからは多くの人に鈴木がどういう人間なのか伝わる。それが少し寂しくもあり、すごくうれしいことでもある」と答える。大森の言葉を受けて、菊池が「うれしい中にもちょっと寂しい気持ちがあるよね。みんなで一緒に作ってきて、文化祭の前みたいな感じだった。始まっちゃうとすぐ終わっちゃう。夜の校舎でみんなで作業してたのがよかったな、みたいな……俺、今いいこと言ってますね」と文化祭に例えると、大森は「そうでもないけどね(笑)」とツッコミを入れつつ、「わかるわかる」と頷いた。

中条あやみ

中条あやみ[拡大]

お互い人見知りながらも、撮影や映画のYouTube公式チャンネルの企画を通して仲を深めていった大森と菊池。中条は「お母さんのような目で2人を見てきた。最初は距離があったのに、今ではこんなに仲良くなるなんて。もう涙が出ちゃう」と2人に温かな眼差しを向けた。

大森元貴(Mrs. GREEN APPLE)

大森元貴(Mrs. GREEN APPLE)[拡大]

大森は自身が演じた鈴木について「不思議な人。一見突飛に見えるんですけど、すごく人間らしいなと思って。ものすごく純粋で人懐っこいからこそ、いろんなことに傷ついてきた人。そんな鈴木と仲良くなること、鈴木を深く理解することを最初に意識しました」と話した。映画には鈴木が声を荒げる場面もあるが、豊島監督によるとこのシーンは大森のアドリブだという。大森は「僕は鈴木をある種、普通の人だと思ってる。誰しもそんなに自分の感情をコントロールすることはできない。鈴木という人間には器用な印象がありますが、もっと不器用なところがあってもいいんじゃないかという提案をさせていただきました」と振り返り、共通点を聞かれると「人が好きなところじゃないですか?」と回答した。

菊池風磨(timelesz)

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菊池は過去に秘密を抱える警備員・桐山の役作りについて「もともとの桐山と、事件をきっかけに変わってしまった桐山の2人がいるイメージ。どちらかというと事件の前の桐山は、ある種“作られた”桐山な気がしてる。『自分はこうじゃなきゃいけない』みたいな。ただ、事件が起きたあとの、鈴木ちゃんと話してるような桐山は、心が壊れてしまったぶん本音が見えてる気がしたので、よりナチュラルな雰囲気を出せるように意識しました」とポイントを明かした。

映画の主題歌は、Mrs. GREEN APPLEが書き下ろした新曲「天国」。楽曲の話になると、大森は「天国を作るにあたって、お芝居とは全然違う角度でこの作品に向き合い直した。誰が悪いとかじゃなくて、誰もが悪いみたいな。そういう贖罪を抱えたどうしようもないお粗末な生き物をどうやって愛していけるかということに立ち返って、ミュージシャンとしてこの曲を書きました」と話した。菊池は「大森くんが怖いのは、撮影期間中に曲を作るんですよ。撮影休憩があったので作っちゃいましたって。余り物があったのでラーメン作っちゃったみたいなテンションで。デモの段階でもクオリティがめちゃくちゃ高かった」と興奮気味に語り、「1つのイヤホンを“相耳”して聴くんですよ。あれは好きになっちゃうよね」とイヤホンを片耳ずつ分け合って聴いた状況を振り返る。そして菊池が「デモの段階でめちゃくちゃカッコいい曲だし、壮大で。役にも物語にもリンクするんですよ。なんかね、ちょっと意識して(大森を)見るようになっちゃう。僕、あの曲が好きです」と続けざまに褒めると、大森は「照れる」と笑顔を浮かべた。

これまでに経験した“究極の選択”

岡山天音

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その後、映画の内容にちなんで、これまでに経験した“究極の選択”のエピソードをそれぞれ話すことに。岡山からは「最近引っ越しまして。ちょっとひさびさの引越しだったので部屋をバッキバキにおしゃれにしてやろうかなと思ってフロアマットを床に敷こうと思って。引っ越す前からマットを買って用意してたんですけど、大変だからなかなか手をつけてなかったんです。でも、あるとき『やろう!』と思って、22時から敷き初めて、朝の10時までかかった。22時に始めたのは、究極の選択でした」と深夜の衝動にまつわる話が飛び出した。中条が語ったのは、電動自転車に乗っていて転びそうになったときのエピソード。中条は「その瞬間にどう落ちればいいんだと思ったんですけど、ちょうど当時オリンピックがやっていたんですよね。それで柔道の受け身を思い出して、『肩から落ちればいいんだ!』って肩から着地したら肩だけで済みました」とマイペースに述べた。

舞台挨拶の前日に大森と中条とインスタライブを行っていた菊池は「インスタライブであやみちゃんが『サウナに行こうかな』って言ってて。僕は次の日の朝5時半起きだったんですけど、その言葉が心にずっと残ってて、夜中にサウナに行きたくなっちゃって行きまして。結局寝たのは3時半」と話して観客を驚かせた。大森は「日々選択してますけど、この映画をいただいた時の出演するか否かは究極の選択でした。出ていいものなのかと……そのあと、愛のある説明を受けまして。なぜ僕に鈴木という役のお話がきたのかを熱い言葉で知ることができて、脚本も拝見して『なるほど』みたいな。そこで何かお力添えできることがあればと思いました」と映画出演を決めた選択を挙げる。菊池は「僕なんて二つ返事で『出ます』って言いました」と笑いつつ、「よかったです、大森くんで。本当に」と本音をこぼした。

「#真相をお話しします」公開初日舞台挨拶の様子。

「#真相をお話しします」公開初日舞台挨拶の様子。[拡大]

最後に菊池は「僕もお客さんとして観ていて、胸を打たれるシーンがたくさんあります。皆さんもこの映画、この題材について考えていただけたらなと思います」と語り、大森は「僕はこの映画が大好きです。エンタメなのか、そうじゃないないのか、現実なのか、非現実なのか、観る人によってさまざまな答えが存在する映画だと思っています。多くの方に観ていただくことで、2025年がどういう時代なのかが見えてくるんじゃないかと僕は思っていて。そこに賭けてみたいというか、信じてみたい。そんな映画な気がしています」とまっすぐに伝えた。

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あき🍏❤️ @akiringo_ao

@natalie_mu たくさんのお写真とレポートを
ありがとうございます🤫

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