RIKUの思いを365の言葉に変換
明日12月7日に刊行される「RIKU365」は、THE RAMPAGEと幻冬舎による12カ月連続刊行プロジェクト「GL-16~THE RAMPAGE BOOKS~」の一環で発売される書籍。30歳を迎えたRIKUの思いを365の言葉に変換し、「リアルなRIKUを表現したい」という思いで撮影された、3万カット以上の写真から厳選したビジュアルとともに、「何があっても、生き抜いていこう」という読者へのエールを届ける1冊となっている。
撮影に向けて大減量、水抜きで4kg落とす
本作を自己啓発本にしたいという思いで作ったというRIKU。「長い本を読むのが苦手なので、誰でも3回くらい読めば覚えられるくらいの言葉の長さにすれば、飽きずに読めるのではないかと思い、こういった形にしました」と写真に言葉を添えた構成にした理由を明かす。また「ときには威力の強いフレーズもありますが、ありのままの自分の心から出てきた言葉なので、今の自分を形成するピースになっていると受け止めてもらえたら。今回は『取り繕うのはやめよう』というのを大前提にしてやらせていただきました」と力強い言葉の数々を掲載した理由も述べた。
THE RAMPAGEのRIKUとイチ個人としての青山陸──2つの表情を見せることを心がけ、制作されたという「RIKU365」。本作ではスタッフ陣からの期待に応え、自身のパブリックイメージでもある肉体美を余す所なく披露している。RIKUは「『脱いでいただけますよね?』という話が挙がって、僕は負けず嫌いなのでその想像を超えて、引くほどのレベルに仕上げようとスイッチが入って、打ち合わせが終わってすぐに大減量が始まりました。打ち合わせの2カ月後に撮影だったので1週間刻みで食事とトレーニングのメニューを組んで体作りをしたのですが、最後の水抜きが本当にキツくて。THE RAMPAGEの仕事もあったので本当にしんどい部分もあったんですけど、なんとか仲間のサポートもありつつ、自分史上最高のフィジカルの状態で撮影に臨めたのでよかったです。でも前日はキツすぎて眠れなかったです(笑)」とストイックに体作りに励んだ日々を回顧。「水だけで4kgちょっと落としたので限界の状態で、そこから一気に水を入れたら、乾いたトイレットペーパーで水をギュッと吸い込むように、体に水が行き渡る感覚がありました。表紙のカットは水を飲んだあとなので、元気というか生気があふれています」と表紙のカットを紹介した。
小学生の合唱に学んだ一生懸命に歌を歌う素晴らしさ
青山陸を表現したパートと言えば、地元の埼玉県朝霞市で撮影されたカットの数々。小学生の頃にランドセルを背負って歩いた通学路や母校など、RIKUのルーツとなった場所でもロケが行われた。母校の小学校では合唱隊とともに校歌を歌うひと幕も。「あの子たちの歌声は圧巻でした。大人になって音楽を極めていけばいくほどスキルやいろんなことを考えてしまいますが、彼らの歌う行為に“全BET”している、邪念がない、まっすぐに一生懸命に歌を歌う姿には音楽のすべてが詰まっているんじゃないかと思いました。いろんなことを気にしていた自分はちょっとちっちゃかったんだなって、食らいました。この言葉をリズムと音に合わせて歌っていくことに一生懸命であり続ける──いくつになっても、もっともっと活動が続いて、いわゆる大御所と言われる世代になったとしても、そういう思いで歌い続ける人でなきゃ、目の前にいる人に届かないんだなと彼らの歌から学びました」と小学生たちの歌声に感銘を受けたことをRIKUは明かした。
「あなたの歌が圧倒的な武器だから」
また本作ではTHE RAMPAGEメンバーへの思いも多数語られており、RIKUは「僕からTHE RAMPAGEを取ったら何も残らない。THE RAMPAGEが僕のすべて。語り出したら5時間くらいかかる。わかりやすくいうとTHE RAMPAGEは今の僕のすべてなので奪わないでいただきたい場所です」とチームへの深い愛を惜しげもなく披露。「レッスン生時代を含めたら人生の半分以上をともに過ごしているメンバーも多いです。10代の頃から家を出て一緒にやってきたので、家族、16人兄弟のような感じです。1人ひとりに対して、僕の目線で『こうしたほうがいいんじゃないかな』と思うこともあるけれど、それ以上に好きなところやリスペクトし合える部分がすごくあります」とメンバーについて語った。
記者から「仲間からかけてもらった言葉でうれしかったものは?」という質問があると、RIKUは「普段メンバーたちは思ったことを声に出さないタイプなんです。僕も含めて。そんな中で『あなたの歌が圧倒的な武器だから』って言われたことがあったんですよ。たぶん本人たちもRIKUを元気付けようみたいな感じで言ったのではなく、一緒に過ごしていく時間の中で不意に言った言葉できっと覚えてないと思うんですけど。でもその言葉は自分の中にすごく大きなもので、自信となって、誇りとなって、体の中で生き続けています」とメンバーからかけてもらった言葉が今もなお自分に響いていることを明かす。
「今年1年を振り返ってみてどうだったか」という年の瀬らしい問いには「人生で一番つらかった」とコメント。「つらかったというか、ハードでした。よく働いたなと思います。でも無理できるうちに無理しといたほうがいいのかなとも思うんですよ。だってどうせもう老いていくし。老化していく自分を受け入れながら、その中で自分はどうしていくべきなのかを考えたい。今年1年すごくハードだったんですけど、今こうして乗り切ってるし、じゃあこれぐらいやれるのならまだまだ自分はできるんだなと。来年はネクストステップを目指しちゃおうかなと思っています」とソロでは舞台、グループでは東京ドーム公演など大活躍した1年を振り返った。
お気に入りのカットは?
「RIKU365」の中でお気に入りのカットについて問われると、RIKUは「絶対みんな体が出てるやつを選ぶと思ってますよね」とニヤリ。パラパラとページをめくって長考した結果、RIKUが選んだのは地元でつけ麺を食べているカットだった。「青春の味なんです。こういう食事をずっと我慢していたんですけど、仕事だからと理由を付けて食べました。自分のこんな顔は初めて見たんですよ。好きなものを食べてるとき、こんな顔するんだと知れたのでお気に入りの写真です」と、うれしそうにその写真を選んだ理由を述べた。
8月に30歳の誕生日を迎え、30代の仲間入りを果たしたRIKUに「30歳になったら変わったことはありますか? また今後どんなふうな30代にしていきたいですか?」という質問があると、彼は「『よっこいせ』が増えました」と笑いつつ、「何気ない瞬間に、ちゃんと自分も年を重ねてるんだなと感じることが増えてきました。老いていくことも人間らしいというか、面白い部分があると思うので、『あんな親父になりたい』って思われる男になっていきたい。それを目指して絶賛髪の毛を伸ばしてます」と長く伸びた髪を揺らした。
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