高嶺のなでしこのファンミーティングが行われたのは、まだ結成間もなかった2022年10月に開催された「1stファンミーティング ~お披露目式~」以来。メンバーのうち橋本桃呼は新型コロナウイルス感染のため欠席となったが、ファンとの絆を深めるにぎやかなイベントとなった。昼夜2公演のうち、この記事では第2部の模様をレポートする。
メンバーが客席通路で歌唱
開演時刻を迎えると、メンバーは客席通路に姿を現し、至近距離で「女の子は強い」を歌唱して会場のファンを喜ばせる。さらに今年2月にリリースしたメジャーデビューシングルの表題曲の1つ「美しく生きろ」などをパワフルにパフォーマンスした高嶺のなでしこは、今年で結成2周年を迎えた喜びを語り、多くの観客で埋まった会場内を見渡してグループの成長を実感。その後はお笑い芸人・ちゅうえい(流れ星☆)をステージに迎えて企画コーナーを展開した。
最初に行われた企画は、お題に当てはまる会場のファンを探し出し、そのスピードを競う「たかねこ借りファン競争」。メンバーは「今日のイベントのために海外から来たファン」「(高嶺のなでしこの楽曲)『17歳』のサビ部分を完コピできるファン」などのお題に沿って客席のファンをステージに上げ、観客を巻き込みつつ笑顔いっぱいに企画を楽しんだ。
「絶対に間違えられない酪農常識クイズ」で間違い続出
続くコーナーでは「2024年酪農応援プロジェクト新企画」がスタートすることが発表された。“酪農応援アンバサダー”を務め、気象情報番組「ウェザーニュースLiVE」に生出演したり、学校を訪ねて酪農の授業を行ったり、自ら酪農体験をしたりと、これまで酪農や牛乳について発信してきた高嶺のなでしこ。酪農応援プロジェクト新企画の詳細は未定だが、これに向けたコーナーとして、中央酪農会議の専務理事と過去に酪農授業動画でメンバーと共演した酪農家をステージに招いて「絶対に間違えられない酪農常識クイズ」が行われた。「メスの牛『めうし』を漢字で書くと?」という問題にはまさかのメンバー全員が不正解。「牛乳に多く含まれている骨を作る栄養素は?」というサービス問題では、日向端ひながカルシウムを「カルシュウム」という間違った言葉で覚えてこれまで生きてきたことが発覚し、会場にざわめきと笑いが起こった。
酪農の基本について愉快に学んだ高嶺のなでしこは、世界食料デーである昨年10月16日にリリースした「いつか私がママになったら」を歌唱。酪農に関連するコーナーを締めくくった。なおこの日、豊洲PITの前にはミルクを販売するキッチンカーが登場。多くのファンがミルクを購入し、高嶺のなでしことともに酪農を応援した。
その後、サビだけを歌えるJOYSOUNDの新サービス「サビカラ」と連携したコーナー「JOYSOUNDサビカラ配信記念 高嶺のサビドン」でも大いに盛り上がった高嶺のなでしこ。イベント終盤にちゅうえいが高嶺のなでしこの結成2周年を祝うバースデーケーキをステージに運び込むと、メンバーははしゃぎなら大喜びした。そして彼女たちは最後にライブの定番曲「ファンサ」を歌唱。充実した内容となった「2ndファンミーティング~成長発表会~」の幕を閉じた。
セットリスト
高嶺のなでしこ「2ndファンミーティング~成長発表会~」第2部 2024年8月7日 豊洲PIT
01. 女の子は強い
02. 初恋のひと。
03. 美しく生きろ
04. モテチェン!
05. ユメムスビ
06. いつか私がママになったら
07. 僕は君になれない
08. 恋を知った世界
09. ファンサ
ヨシダ ヤスヒロ @pony1744
酪農アンバサダーをしっかりとお願いします!
高嶺のなでしこ2ndファンミーティング、“借りファン競争”や酪農常識クイズで大盛り上がり(ライブレポート / 写真47枚) - 音楽ナタリー https://t.co/QdktnGRP09