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本作は市役所の職員・藤本研二と霊能力を持つ女子高生・雪子が、解体予定のダンスホールに棲みついた幽霊マリーの恋を成就させるため奮闘する物語。イタリアの第18回アジアン映画祭で最優秀オリジナル映画賞を受賞するなど、数々の海外映画祭への出品を経て、ようやく日本での初披露を迎えた。
2018年に撮影された本作について、主人公の藤本を演じたNAOTOは「映画の情報が解禁されてからかなり時間が空いてしまい。まだですか?といろんなところで言っていただき、やっとここまでたどり着くことができました。長らくお待たせしました」とコメント。雪子役の山田も「今こうして皆さん1人ひとりの顔を見て、やっと日本でも上映されるんだと実感が湧いてきました」と喜びを噛み締めた。
ヤクザ幽霊という変わった役を演じた石橋は「コロナ禍で悶々としていたとき、この作品が海外映画祭で立て続けに受賞したと聞いて、それが励みになりました。監督がいつも映画の本質にこだわって物作りしている証拠だと思います」とSABUを称賛。出演者たちの言葉を受けて、SABUは「いやもう、コロナの野郎がね(笑)。いつもなら海外の映画祭でもらった感想や言葉を持ち帰ってくるんだけど」と、作品の評価を実感として得られなかったもどかしさを語った。
長編映画の単独主演は今作が初となったNAOTO。もともとSABUの作品のファンであるという彼は、主演を務めた心境を改めて問われると「昔の自分に自慢したい」と胸を張る。そんなNAOTOの第一印象を、SABUは「『ポストマンブルース』(1997年製作の映画)が好きだと言ってくれて、すごくいいやつだと思った」と話した。またSABUに「霊能力を持ってそう」と評された山田は、自身の役作りに関して「霊が見える以前に、雪子はみんなと変わらない感情を持った女の子だなと思って。だからあくまで普通の女の子というのを忘れないように演じました」とコメントした。
NAOTOは真冬の時期に約1カ月間行われた北九州での撮影を振り返り、「緊張感と責任感といろんな思いが混じっていた」と吐露しつつ「長セリフのシーンで、監督からもらった『僕の思ってた役のイメージとぴったりだ』という言葉を糧に1カ月がんばれました」としみじみと語った。石橋は極寒の中で撮影されたとあるシーンで、タイミングを見計らったかのように雪が降ってきたというエピソードを披露し「CGじゃ表現できない味わい深いシーンになりました。映画の神様が降りてきた瞬間だと信じています」と自信を覗かせた。
最後にNAOTOは「この映画にはコメディ、ホラー、ヒューマンドラマなどいろんな要素が詰まっています。主人公の成長していく姿を温かく見守っていただき、皆さんの日々の中で1歩踏み出すきっかけになればと思います」とメッセージを送った。そしてSABUが「人との出会いには全部意味があって、それをどう生かすかが人生のポイント。NAOTOとの出会いがこの名作を生んだと実感しています。今を大切に生きればきっといい未来が待っている。そんな作品です」と思いを語り、舞台挨拶を締めくくった。
「DANCING MARY ダンシング・マリー」は11月5日より全国で順次公開。
音楽ナタリー @natalie_mu
EXILE NAOTO「昔の自分に自慢したい」初主演映画が待望の日本上映、撮影の糧はSABU監督の言葉(写真16枚)
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