「隅田川怒涛」は東京都と公益財団法人東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京が主催するイベント「Tokyo Tokyo FESTIVAL スペシャル13」のプログラムの1つとして春期と夏期の2回にわたり実施されるもの。コロナ禍の影響で昨年4月から開催延期となったのち、東京都に発令された3度目の新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言を受け、オンラインで行われることとなった。
初日の5月22日には蓮沼フィルによる野外コンサート「浜離宮アンビエント」を配信。ゲストとして
5月23日にはいとうせいこうを中心に言葉をフィーチャーしたプログラム「ことばの渡し」を展開。前半はカニエ・ナハ、宮尾節子、
清宮陵一(NPO法人トッピングイースト)コメント
いよいよ! 2年の準備期間を経て「隅田川怒涛」の春会期を迎えることができました。改めまして、ここまでの間、開催に向けてご尽力くださった全ての方に感謝いたします。
残念ながら、東京では三度目となる緊急事態宣言下での開催となってしまい、隅田川沿いで皆さんにお会いすることは叶いません隅田川南北約10kmを舞台に、たくさんのプログラムが同時多発的に展開され、それらの間を遊覧船に乗ったり新緑豊かなテラスを歩いたり、、という今となっては夢のような景色は、いずれまたの機会を探れたらと思います。
それでも、5月22日と23日に実施する全てのプログラムは、アーティストたちが隅田川沿いに集い、リアルタイムライブ配信というかたちで皆さんに楽しんでいただけるようにしました。今回、浜離宮恩賜庭園を会場に蓮沼執太が新作を発表する「浜離宮アンビエント」では、寺尾紗穂と角銅真実もゲストとして参加します。また、廃家電を電子楽器として蘇生させて合奏する「エレクトロニコス・ファンタスティコス!~家電集轟篇~」(和田永+Nicos Orchest-Lab)と、日本のヒップホップの先駆者いとうせいこうを中心に言葉を用いた表現者が一堂に会する「ことばの渡し」を同日同会場にて実施し、さらには両プログラムがコラボレーションする時間も用意しています。
隅田川周辺は、さかのぼればこれまでに、明暦の大火をきっかけに両国橋が架けられたことによって栄え、飢饉による餓死者の慰霊と疫病退散のために今の隅田川花火の前身となる両国花火が生まれ、関東大震災、東京大空襲からも時間をかけて復興してきました。
葛飾北斎が描いた「怒涛図」の浪のように、人と人とが混ざり合っていく姿を隅田川流域で描いていくプロジェクトが「隅田川怒涛」です。その精神は叶わない状況であっても息づき、根を張り、未来へと確実につながっていくと信じています。
Tokyo Tokyo FESTIVAL スペシャル13「隅田川怒涛」春プログラム
浜離宮アンビエント
2021年5月22日(土)18:30~20:00(※天候により時間変更の場合あり)
<出演者>
ゲスト:大崎清夏 / 音無史哉 /
ことばの渡し
2021年5月23日(日)15:00~18:00
<出演者>
エレクトロニコス・ファンタスティコス!~家電集轟篇~
2021年5月23日(日)18:00~19:30
<出演者>
和田永+Nicos Orchest-Lab
リンク
ふくはらかずと🤮 @KxZxT
オンライン開催か〜ですよね…
「隅田川怒涛」オンラインで開催決定、蓮沼執太フィルやいとうせいこうらのプログラムを無料配信 https://t.co/UxVZZFHbei