小出祐介(Vo, G)が外出自粛期間を過ごす中で「ライブ現場以外でのライブ表現」の可能性について考え始めたことをきっかけに誕生したこの企画。小出は「僕らはライブ現場への思いもこだわりも強いです。同じ場所で、同じ時間を共有すること。それに勝るものはないと信じています。ただ、『ライブ現場以外でのライブ表現』の可能性を考えておくことは、表現のその幅という意味で、コロナ収束後の自分たちに持ち越せる、唯一ともいえるポジな要素なのではないかと思ったんです」と述べている。
企画は本日5月20日から計8週にわたって展開。仮想ライブのセットリスト全8曲の音源が各週1曲ずつJ-WAVE「SONAR MUSIC」でオンエアされたのち、番組終了後の翌日0:00にYouTubeでパフォーマンス映像が公開される。第1弾として本日放送の「SONAR MUSIC」にて「いまは僕の目を見て」がオンエアされ、24:00からメンバーそれぞれが自宅で撮影した仮想ライブ映像がYouTubeで視聴可能となる。各楽曲の視聴期間は公開から1カ月。
またBase Ball Bearオフィシャルモバイルサイト「べボ部」で展開されている「Base Ball BearさんのWEBラジオ」の特別傑作選が、5月22日から8週にわたってYouTubeで公開される。
J-WAVE「SONAR MUSIC」
2020年5月20日(水)21:00~23:55
小出祐介 コメント
新型コロナウィルスの影響で3月からの対バンツアーが延期に、5月からのワンマンツアーは中止となってしまいました。バンドとしては3月末以降、現在に至るまで外出自粛期間が続いています。
「この時間を新曲制作に……」という考えもよぎりはしましたが、ニューアルバムを持ってツアーをやる気持ちでずーっといたので、どうにもギアを変えることができず。あと、自分の頭上で様々なバトンが飛びかってはいるものの、なぜか自分には回っては来ず(来てもたぶんやってない)、パフォーマンスがしたいエモーションを募らせていました。そんなふうに外出自粛期間を過ごすうちに、「ライブ現場以外でのライブ表現」についてを考え始めました。
僕らはライブ現場への思いもこだわりも強いです。同じ場所で、同じ時間を共有すること。それに勝るものはないと信じています。ただ、「ライブ現場以外でのライブ表現」の可能性を考えておくことは、表現のその幅という意味で、コロナ収束後の自分たちに持ち越せる、唯一ともいえるポジな要素なのではないかと思ったんです。
バンドの表現には、作品とライブ現場の2つだけだと頑なだった自分たちに、「配信には配信のやり方があるかも」と3つ目の可能性が見えてきたわけですから、試してみなくちゃもったいない!
と、いうことで今回企画したのが、仮想ライブ映像の配信です。僕らがみなさんのお宅をめぐるツアーという設定で、全8曲のセットリストとして構築しました。タイトルは「LIVE IN LIVE~IN YOUR HOME~」。しっかりライブグッズも作ってみました。これは、僕らなりの新しいライブの形の提案です。
現在、緊急事態宣言が解除された地域はありますが、完全なコロナ収束に向けてまだまだ意識を緩めることはできない状況です。この企画がみなさんのおうち時間充実の一助になってくれたらと思っています。共に乗り越えていきましょう。そして、またライブ現場で会いましょう!
加茂啓太郎 @keitarokamo
Base Ball Bearが仮想ライブ企画始動、YouTubeとJ-WAVEで展開 - 音楽ナタリー
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