大盛況「JACK IN THE BOX SUMMER」で総勢20組が絢爛競演

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8月21日に千葉・幕張メッセ展示場4-6にてMAVERICK DC GROUP主催の屋内フェスティバル「JACK IN THE BOX 2010 SUMMER」が開催。全国各地から2万人が集結し、約12時間にわたって行われた音楽の祭典を満喫した。

場内には長時間のフェスを快適に楽しめるようにと、万全のホスピタリティエリアを用意。カラオケコーナーやサイン会などさまさまな催しが行われた(写真はMAVERICK DC SUPER ALL STARS)。

場内には長時間のフェスを快適に楽しめるようにと、万全のホスピタリティエリアを用意。カラオケコーナーやサイン会などさまさまな催しが行われた(写真はMAVERICK DC SUPER ALL STARS)。

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「JACK IN THE BOX 2010 SUMMER」の様子はUstreamで生中継され、11時間で累計75万アクセスを記録する快挙を達成(写真はカラス)。

「JACK IN THE BOX 2010 SUMMER」の様子はUstreamで生中継され、11時間で累計75万アクセスを記録する快挙を達成(写真はカラス)。

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LM.C

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ゾロ

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Alice Nine

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ギルガメッシュ

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凛として時雨

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DEAD END

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44MAGNUM

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LOUDNESS

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河村隆一

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シド

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kyo

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ベッキー♪#

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acid android

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TETSUYA

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Ken

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サッズ

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VAMPS

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ムック

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■カラス~ギルガメッシュ

開演11:00を迎えるとステージエリアが暗転。黄色い歓声があがる中、スクリーンに年末恒例の「JACK IN THE BOX 2010」と後夜祭「JACK IN THE KARAOKE AX 2010」の開催がアナウンスされる。オーディエンスの興奮が沸点に達したところで、続いて「カラス」の名前が投影。大歓声と鮮やかな照明を浴びながら、ヒロト(G/Alice Nine)、美月(G/Sadie)、dunch(B/jealkb)、ケンゾ(Dr)の4人が順番に登場。最後にショートヘアのウィッグを身につけた逹瑯(Vo/ムック)が現れ、1曲目「LASTICA」を高らかに歌い始めた。昨年より強度を増したアンサンブルを披露すると、続いては「魂のルフラン」を熱演。まさかのカバーに場内にざわめきが起こるも、逹瑯の情感豊かな歌声にぴったりな選曲に、オーディエンスはたちまち引き込まれていく。ラストは10月にリリース予定の新曲「free」をお披露目し、強烈なインパクトを残すパフォーマンスで見事にトップバッターの大役を果たした。

「JACK IN THE BOX SUMMER」初出演となるLM.Cは、隣の会場で行われているAKB48の握手会を引き合いに出し「AKBではなくLM.Cを選んでくれてありがとう」とユーモアたっぷりのMCで観客の笑いを誘う。さらに「みんなの中に眠るバンギャル魂を見せてくれ!」と挑発すると、maya(Vo)のハイトーンボイスが映える「OH MY JULIET.」や「☆Rock the LM.C☆」など計4曲を熱演した。続いてLM.Cのアグレッシブなステージを引き継ぐように登場したのはゾロ。「幕張、ハデに行こうぜ!」という龍寺(Vo)の宣言どおり、ビートの効いたポップチューンを投下。ラストの「GOLD CARD」ではファンが咲き、カラフルな楽曲を盛り上げた。

初出演となるAlice Nineは、新曲「閃光」を含め攻撃的なナンバーを用意。ツインギターならではの分厚く鋭いサウンドや艶のある将(Vo)のボーカルで、彼らを初めて観るオーディエンスをも引きつける。曲間で将は「こんなステキなイベントに参加できて光栄です。今日、僕ら一番楽しんで帰るんで、皆さんも楽しんでください」と会場を見渡し、うれしそうに語った。

そして前半戦のトリを飾ったのはギルガメッシュ。去年は初めての大舞台に緊張した様子を見せていたが、今年は堂々としたもの。カメラに目線や笑顔を送る余裕を見せたり、ステージを縦横無尽に駆けまわったりと楽しんでいる様子。さらに「今日はムックというバンドの逹瑯さんが誕生日ということで、おめでとうございます」と先輩にお祝いを述べ、「先輩の曲をやらせていただこうと思うんですが……」と前置きするとL'Arc-en-Cielの名曲「STAY AWAY」をカバー。先輩へのリスペクトを込めた忠実なカバーに、オーディエンスは大興奮。その勢いのまま「sunrise」「evolution」の2曲を熱演すると、4人は会心の笑みを浮かべてステージを去った。

凛として時雨シド

最初の休憩後、事前に「○○○○○○」としかアナウンスされていなかったシークレットアーティストがいよいよ登場。場内が暗転するとともに、「凛として時雨」の文字がスクリーンに現れた。驚きと喜びの声が沸き起こる中、ステージに登場した3人は「想像のSecurity」を披露。TK(Vo,G)と345(B,Vo)の声とピエール中野(Dr)の鳴らすリズムが場内の熱量を上げる。さらに「DISCO FLIGHT」「Telecastic fake show」「nakano kill you」とファンにはおなじみの轟音ナンバーを次々と叩きつけ、最初はとまどいを見せていたオーディエンスをも一気に惹きつけていった。

シークレットゲストの凛として時雨に続いて登場したのはDEAD END。オープニングSEの流れる中ステージに登場したメンバーは、新作「METAMORPHOSIS」のオープニングナンバー「摩天楼ゲーム」でパフォーマンスをスタートさせた。今年からバンドに参加している山崎慶(Dr)を迎えたDEAD ENDは、若手が続いた第1部とは異なる貫禄のパフォーマンスで集まった観客を沸かせた。セットリストは「METAMORPHOSIS」からの楽曲が中心だったが、3曲目に1988年のアルバム「shambara」収録曲の「Embryo Burning」を再結成後初めて演奏。往年のファンを歓喜させた。また、この日はステージの去り際にMorrie(Vo)が「サンキュー」と言った以外、MCは一切なし。ストイックかつアグレッシブなパフォーマンスは、まさに“伝説のバンド”と呼ぶにふさわしいものだった。

続いて登場したのは44MAGNUM。昨年リリースした「44MAGNUM」からの楽曲を中心に、“現在進行形の44MAGNUM”をパワフルなメタルサウンドで提示していった。Paul(Vo)は観客に「OK、みんな音楽に飢えてるよね? 一発ガツーンといくよ!」と呼びかけると、「NO STANDING STILL」「CALL MY NAME」と新旧の楽曲を連発。「SHOW TIME」ではコール&レスポンスも行われ、ステージ上と客席との距離感が一気に縮まり、ラストナンバー「STREET ROCK'N ROLLER」で大盛り上がりのうちに終了した。

今度は「JACK IN THE BOX」初出演となるLOUDNESSの出番に。「君が代」が流れる中、メンバーがひとり、またひとりとステージ上に現れると、耳をつんざくような高崎晃(G)のギターサウンドが鳴り響く。そして「CRAZY NIGHT」からパフォーマンスをスタート。卓越した演奏と二井原実(Vo)によるパワフルなハイトーンボイスは、初めて彼らを観るであろう若いロックファンをたちまちノックアウトしていった。バンドはその後も「CRAZY DOCTOR」「In The Mirror」と、往年の代表曲を連発。続く最新アルバム「KING OF PAIN -因果応報-」のオープニングナンバー「THE KING OF PAIN」では、80'sメタルとモダンなメタルを融合させた“21世紀のLOUDNESS”らしいサウンドで観客を沸かせた。ラストナンバーの高速チューン「S.D.I」では、会場がさらにヒートアップ。30年近くにわたり第一線で活躍してきたバンドならではの、有無を言わさぬ説得力で観客を満足させた。

LOUDNESSの力強いパフォーマンスの後は河村隆一が登場。重厚なアレンジとの河村の歌声のハーモニーが独特の雰囲気を生み出す「REAL」に続き、シンセサイザーとピアノのイントロで大歓声が起こった「Glass」。しっとりと始まった曲が徐々に激情を増していき、観客も息を呑んで見守る。そして河村は「今日いちばん小さな音から『Love is...』を贈ります」と挨拶し、マイクを通さずにアカペラでイントロを歌い始める。華麗な歌声でフロアを魅了し、最後は「Stop the time forever」で彼らしい壮大な世界を表現しきった。

続くシドは明るく照らされたステージに、オープニングSEもなく登場。1曲目はイントロだけでファンの度肝を抜いた、インディーズ時代の1stアルバム「憐哀-レンアイ-」の曲「空の便箋、空への手紙」。さらに同じアルバムから「お別れの唄」と、レア曲ばかりを立て続けに披露する。マオ(Vo)は「今日のセットリスト決めてて、盛り上がりそうなのも考えたんだけどなんかぶっ壊したくなっちゃって……なので今日は『憐哀-レンアイ-』の曲しかやりません」と宣言し、フロアから大歓声を浴びた。その言葉のとおり「青」「必要悪」「土曜日の女」と、最近はあまり聴くことのできないナンバーばかりを演奏。1stアルバムリリースから6年、東京ドーム公演を間近に控えた彼らの成長と自信が感じられる、貴重なパフォーマンスとなった。

■kyo~MAVERICK DC SUPER ALL STARS

2度目の休憩を挟み、第3部の幕開けを飾ったのは、昨年は最後のセッションのみの参加だったkyo。今年は曲ごとにバンドメンバーを入れ換えるというスペシャル編成で“お祭りらしさ”を演出した。まずはJoe(Dr/44MAGNUM)、愁(B/ギルガメッシュ)、Jimmy(G/44MAGNUM)、hyde(G/L'Arc-en-Ciel、VAMPS)という豪華な編成でDIE IN CRIES「NERVOUS」をセルフカバー。その選曲と意外性の強いバンドメンバーに、観客も大興奮。Kyoが「いつもはバンドで出てるんだけど、ピンでどうせいっちゅうね(笑)。なので、惜しげもなくDANGER CRUEのアーティストと戯れようかな?」と観客に話しかけると、前曲から参加にJimmyに加えSakura(Dr/Creature Creature, Rayflower)、明希(B/シド)、Shinji(G/シド)という2曲目を演奏する面々がステージに登場した。この編成で演奏されたのは、kyoのソロナンバー「LISTEN to ME」。8年ぶりにステージで歌われたこの曲について、kyoは「知らない人はビートに合わせて腰を振ってくれればいいから」と観客にアピールした。アグレッシブな2曲が終わると、ラストナンバーを演奏する面々を発表。SATOち(Dr)、YUKKE(B)、ミヤ(G)といったムックのメンバーが次々にステージ上に呼び出されると、最後に「こいつを呼ばないわけにいかないよね?」といって逹瑯(Vo)をステージに呼び入れた。そして、この5人でD'ERLANGER「LA VIE EN ROSE」のカバーを披露。2006年に無料配布されたムックのカバーアルバム「COVER PARADE」でも同じ曲で競演していた2組だが、このうれしいサプライズに観客も大声援で応えた。たった3曲のみのパフォーマンスだったものの、kyoはいかにも「JACK IN THE BOX」らしい内容で第3部のオープニングを盛り上げた。

豪華セッションに続いたのは、「JACK IN THE BOX 2010 SUMMER」唯一の女性アーティストベッキー♪#。「まさかのベッキー♪#登場ですいません!」「あたたかく迎えてくれてありがとう」と恐縮した様子を見せながら、伸びやかな声で「好きだから」「エメラルド」を歌いあげ、オーディエンスのハートをわしづかみにした。ラストナンバー「WBC」では、彼女の天真爛漫なキャラクターが全開に。オーディエンスにバンザイをさせたかと思えば、楽曲名に引っ掛けてオモチャのバットを使ってゴムボールをフロアに打ち込み、お祭り気分を倍増させた。

「JACK IN THE BOX 2010 SUMMER」も終盤に突入し、ベッキー♪#が作り出した明るい空気を一変させたのはacid android。スクリーンにロゴが映し出されると、悲鳴のような歓声が沸き起こる。しかしその声をかき消すように、不穏な音がステージから放たれ、一瞬にして会場がダークなサウンドに支配されていく。yukihiroは轟音を浴びながら咆哮を繰り返し、ときおりフロアを睨みつけオーディエンスを挑発。3曲目の「violator」では炎がステージ後方で揺らめき、不気味な曲を際立てる。演出も含めた圧巻のパフォーマンスは、acid androidの進化を感じさせるものだった。

続いてTETSUYAの名前がアナウンスされると場内には多数のピンクのケミカルライトがともる。カラフルな衣装で登場したTETSUYAは、マイクスタンドをくるくると回しながら1曲目「LOOKING FOR LIGHT」を熱唱。「TIGHTROPE」ではポップな世界観から一転し、ディープなサウンドで会場の雰囲気を変える。さらにMCではAKB48の握手会に引っかけて「こんばんは、AKB48です! 違うか(笑)」と挨拶するなど、絶好調。後半は「Roulette」「lonely girl」でフロアの一体感を高め、最後は先日行われたソロツアーでも披露された新曲「Are you ready to ride?」で華やかに締めくくった。

Kenのパフォーマンスは先日リリースされたミニアルバム「The Party」から5曲。叙情的なギターが印象的な「Blow」で幕を開けたステージは、圧巻のバンドサウンド、Tomo(Chorus)とKenのハーモニーがひとつになり、濃厚な世界を作り上げていく。「今日めっちゃ暑いな! 俺今日3回もバーベキューしてておなかいっぱいや!(笑)」といった彼らしいMCもはさみつつ、ラストナンバー「T.P.I.T.P.」ではマスコットキャラクターのラグベベちゃんが登場。Ken、Tomoと同じ振りつけで踊り、オーディエンスも笑顔で踊る。まさにアルバムタイトルどおりのパーティ気分に観客を巻き込んでいった。

昨年はソロ名義で出演した清春は、今年は再始動したサッズとして「JACK IN THE BOX SUMMER」に再登場。ダークなSEに導かれてステージに現れた清春やバンドメンバーたちは、メロイックサインで観客にアピール。そのままニューアルバム「THE 7 DEADLY SINS」のオープニングナンバー「EVIL」でパフォーマンスをスタートさせた。メタリックでラウドなバンドサウンドに、清春のグラマラスでカリスマ性の高いパフォーマンスが融合されたサッズの世界観は、これぞ唯一無二といえるもの。その後も「GOTHIC CIRCUS」「WEEKEND IN THE LUST」といった最新ナンバーで、観客を圧倒させていった。新曲3曲を立て続けに演奏すると、清春が「サッズです」と一言だけ挨拶。そのまま「Because」「THANK YOU」といった疾走チューンを連発していった。清春は「Fuck You 幕張!」「おい、幕張! ヌルいよヌルいよ、クソヌルいよ!」と観客を煽ると、会場はラストナンバー「SANDY」で最高潮に。緊張感があふれながらも最高に盛り上がったサッズの「JACK IN THE BOX SUMMER」初ステージは、こうして大成功のうちに幕を閉じた。

イベントも終盤に差しかかり、いよいよVAMPSの出番へ。ステージが暗転する前から場内にはVAMPSコールが沸き起こる。熱狂の中に「LOVE ADDICT」のギターイントロが鳴り響き、なんとK.A.Z(G)が花道先端から登場してオーディエンスを驚かせた。フロアを睨みつけるように強い視線を飛ばしながら歌うHYDE(Vo,G)に、観客は力強い手拍子で応える。花道に飛び出したHYDEは「楽しんでる? 気持ちいいの?」と会場を盛り上げつつ、SHAMPOOのカバー「TROUBLE」を扇情的なボーカルで歌いあげる。ラストチューンは再びカバー曲でMOTLEY CRUEの「LIVE WIRE」。ここでHYDEは「俺たちの大将にも一緒に歌ってもらっていいかな?」と、44MAGNUMのPAULを呼び込み、ツインボーカルで熱唱。「JACK IN THE BOX」ならではのコラボレーションで観客を魅了した。

VAMPSの刺激的なステージの後は「JACK IN THE BOX 2010 SUMMER」のトリ、ムックの出番だ。ディスコティックなSEをバックに、SATOち(Dr)、YUKKE(B)、ミヤ(G)が順番に現れ、最後に白地の着物を羽織った逹瑯(Vo)が姿を見せる。そして「ファズ」のイントロが鳴ると、ダンサブルなビートにあわせて床が大きく揺れた。「JACK IN THE BOX!!」というシャウトで幕を開けた2曲目「咆哮」では、SATOちがエネルギッシュなリズムを刻む中、逹瑯が着物をはためかせながら花道を歩き、ミヤとYUKKEも舞うようにステージ上を動いてオーディエンスを巻き込んだステージを繰り広げる。ド派手な爆発音が冒頭を演出した新曲「フォーリングダウン」を経て、ラストナンバーは「蘭鋳」。逹瑯は「ラスト行こうか? 遊んでくれる? 遊んでくれんのか?」とオーディエンスを挑発。激しい音塊のぶつかり合いに呼応するように、フロアの狂騒に拍車がかかる。曲の中盤にはこの曲には欠かせない全員でのジャンプも敢行。貫禄さえ感じさせるパフォーマンスを見せつけた。

19組のパフォーマンスが終わり、残すはMAVERICK DC SUPER ALL STARSのステージのみ。逹瑯とマオが中心となり、舞台裏を感じさせるなごやかなトークを繰り広げながら次々と出演者たちを呼びこむ。ステージに全員が揃ったところでPaulが「DANGER CRUE RECORDS、25周年おめでとう! マグナムとDANGER CRUEは一心同体。マグナムだけでは25年は迎えられなかった。でも、俺達の次に来年20周年を迎えるバンドがいるよね」と含みのある言葉を放つ。すると何かを察したファンが大歓声を上げた。そしてPaulが「ラルクです。いつも最後にマグナムの曲ばっかりやってるのもつまらないから……20周年を迎えるバンドの曲、聴きたいでょ?」と続け、「READY STEADY GO」イントロがスタート。出演者は、シドとムックのメンバーによる演奏をバックに次々とマイクリレーをする。ラストは銀テープが舞い、Paulが「最高です! 来年もみんな来れるかな?」と再会を約束。祝福ムードたっぷりの中、「JACK IN THE BOX 2010 SUMMER」の全アクトが終了した。

しかし、これだけでは今年の「JACK IN THE BOX」は終わらなかった。ステージ上から人がいなくなると場内が暗転。スクリーンに「ARTIST INFO」「2011年 再起動」の文字に続き、「“L'A HAPPY NEW YEAR!” 幕張メッセ国際展示場 9-11 2010年12月31日(金)24:00」という情報が。L'Arc-en-Cielの再起動を告げるアナウンスに、大きなどよめきと悲鳴のような歓声があがる。そして約12時間におよんだ「JACK IN THE BOX 2010 SUMMER」は、最高のサプライズが呼んだ感動に包まれフィナーレを迎えた。

(撮影:畔柳ユキ / 河本悠貴 / Sumie)

「JACK IN THE BOX 2010 SUMMER」セットリスト

カラス
1. LASTICA
2. 魂のルフラン
3. free

LM.C
1. GHOST † HEART
2. OH MY JULIET.
3. PUNKY HEART
4. ☆Rock the LM.C☆

ゾロ
1. HOUSE・OF・MADPEAK
2. warp
3. GOLD CARD

Alice Nine
1. RAINBOWS
2. 閃光
3. the beautiful name

ギルガメッシュ
1. COLOR
2. STAY AWAY
3. sunrise
4. evolution

凛として時雨
1. 想像のSecurity
2. DISCO FLIGHT
3. Telecastic fake show
4. nakano kill you

DEAD END
1. 摩天楼ゲーム
2. Dress Burning
3. Embryo Burning
4. Guillotine
5. Devil Sleep

44MAGNUM
1. Souls
2. No Standing Still
3. Call My Name
4. Show Time
5. Street Rock'n Roller

LOUDNESS
1. CRAZY NIGHT
2. CRAZY DOCTOR
3. In The Mirror
4. REQUIEM ~ THE KING OF PAIN
5. S.D.I.

河村隆一
1. REAL
2. Glass
3. Love is…
4. Stop the time forever

シド
1. 空の便箋、空への手紙
2. お別れの唄
3. 青
4. 必要悪
5. 土曜日の女

kyo
1. NERVOUS
2. LISTEN to ME
3. LA VIE EN ROSE

ベッキー♪#
1. テクノキャット
2. 好きだから
3. エメラルド
4. WBC

acid android
1. enmity
2. daze
3. violator
4. let's dance
5. violent parade

TETSUYA
1. LOOKING FOR LIGHT
2. TIGHTROPE
3. Roulette
4. lonely girl
5. Are you ready to ride?

Ken
1. Blow
2. Stray
3. Down
4. solitary stroll
5. T.P.I.T.P.

サッズ
1. EVIL
2. GOTHIC CIRCUS
3. WEEKEND IN THE LUST
4. Because
5. THANK YOU
6. SANDY

VAMPS
1. LOVE ADDICT
2. ANGEL TRIP
3. TROUBLE
4. SEX BLOOD ROCK N' ROLL
5. LIVE WIRE

ムック
1. ファズ
2. 咆哮
3. フォーリングダウン
4. 蘭鋳

MAVERICK DC SUPER ALL STARS
1. READY STEADY GO

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読者の反応

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チカ @Chk_DLB

SADS見るの、この時以来かも。5年前(^^;;

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