奥田民生2年ぶりソロツアー開幕「全部自分が歌わなきゃいけない」

奥田民生の全国ホールツアー「奥田民生 2015年ツアー秋コレ」が、10月23日の千葉・市原市市民会館公演からスタートした。

ユニコーン、サンフジンズなどで精力的なライブ活動を展開している奥田だが、ソロでの全国ツアーは約2年ぶり。初日のステージ上には奥田と湊雅史（Dr）、斎藤有太（Key）、小原礼（B）のMTR&Yメンバーのほか、このツアーのキャラクターとして生まれた「Matsuco」も登場した。

奥田は「今日、初日ということで、間違って市川に行った人もいると思います。そういうスタッフも何人かいます。地元の人は信じられないかもしれないけど。今回（のツアー）、市原と市川とどっちもあるんだよね。どっちがどっちかわかりません！」と初日の会場について話し観客を笑わせる。さらに「もうあれだよね、アルバムなんて出さないでもツアーできるよね。だってもう曲いっぱいあるんだから」「自分の曲だから当たり前なんですけど、楽勝ですわ」と飄々と語りつつ、これまでリリースしたさまざまなアルバムからの選曲によるセットリストでライブを展開していった。

途中にはひさびさのソロツアー開幕を迎え「ソロもひさびさということでね……このあと全部自分が歌わなきゃいけない……サンフジンズっていいなあ！」と愚痴をこぼす一幕も。和やかなMCと力強いロックサウンドのギャップでオーディエンスを盛り上げ、2曲のアンコールで初日のステージを締めくくった。

このツアーは11月21日の石川・本多の森ホールまで全14公演を実施。11月28日には広島・Mazda Zoom-Zoom スタジアム広島にて弾き語り単独公演「奥田民生ひとり股旅スペシャル＠マツダスタジアム」を、12月22日には東京・東京国際フォーラム ホールAでライブイベント「奥田民生 生誕50周年伝説 “となりのベートーベン”」を行う。