映画の持つ振れ幅のよさに気付けた「シャークネード」
これまで名作をほぼ観たことがないまま育ち、難しいストーリーの作品は苦手。だけど映画を観ること自体は決して嫌いではないし、ちゃんと理解したい……。そんな貴重な人材・ミルクボーイ駒場孝による映画感想連載。文脈をうまく読み取れず、鑑賞後にネット上のレビューを読んでも「えっ、この映画ってそんなこと言うてた?」となりがちな彼が名作を気楽に楽しんだ、素直な感想をお届けする。第22回のお題は、夏にふさわしいモンスターパニック作品であり、サメ映画愛好家からは評価の高い「シャークネード」。映画経験値の低い駒場は「サメ映画は『ジョーズ』だけかと思っていた」とのことだが、それでも楽しめたようだ。そして彼は、「『シャークネード』は“逆『国宝』”」と評する。