鈴木福×あのW主演で押見修造の「惡の華」ドラマ化、テレ東&ディズニープラスで放送・配信

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鈴木福あののダブル主演で、押見修造のマンガ「惡の華」がドラマ化。2026年4月よりテレビ東京ほかで放送されることが明らかに。あわせて、各話放送後からディズニープラスでアジア見放題独占配信されることも発表となった。

ドラマ「惡の華」ビジュアル。左からあの演じる仲村佐和、鈴木福演じる春日高男

ドラマ「惡の華」ビジュアル。左からあの演じる仲村佐和、鈴木福演じる春日高男

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惡の華(1)

押見修造「惡の華(1)」
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本作は、ボードレールの詩集「惡の華」を愛読していることで自分はほかの同級生とは違うと思い込んでいる少年・春日高男(かすがたかお)と彼のクラスメイト仲村佐和(なかむらさわ)を軸に展開する“壮絶な青春物語”。劇中では、ある日、ひょんなことから春日が憧れの同級生・佐伯奈々子(さえきななこ)の体操着を盗むという過ちを犯す。その一部始終を見ていたのは同級生の仲村。この一件を秘密にする代わりに仲村から“ある契約”を持ちかけられた春日は、仲村に支配されるようになり、彼女の変態的な要求に翻弄されるうちに自らのアイデンティティを崩壊させていく。

ドラマ「惡の華」より、鈴木福演じる春日高男。仲村佐和の変態的な要求に翻弄されるうちに自らのアイデンティティを崩壊させていく

ドラマ「惡の華」より、鈴木福演じる春日高男。仲村佐和の変態的な要求に翻弄されるうちに自らのアイデンティティを崩壊させていく [拡大]

鈴木が根拠のない自信を持つ一方で、都合の悪い状況からは逃げようとする春日役でテレビ東京のドラマ初主演。あのが、自分の考えや感情に忠実であるが故に、本能や欲望を隠して生きる人間(クソムシ)たちに苛立ちを隠せないトラブルメーカーの仲村役で地上波ドラマ初主演を飾る。監督を務めるのは「量産型リコ」シリーズのヤング ポールと、映画「惡の華」の井口昇。「レッドブルー」の目黒啓太と、「日本ボロ宿紀行」のたかせしゅうほうが脚本を手がけた。

ドラマ「惡の華」より、あの演じる仲村佐和。自分の考えや感情に忠実であるが故に、本能や欲望を隠して生きる人間(クソムシ)たちにいらだちを隠せないキャラクター

ドラマ「惡の華」より、あの演じる仲村佐和。自分の考えや感情に忠実であるが故に、本能や欲望を隠して生きる人間(クソムシ)たちにいらだちを隠せないキャラクター [拡大]

鈴木は「僕と近い雰囲気を持ちながらも、話が進むごとにこれまで演じたことのないキャラクターへ変化していく春日高男に、ワクワクしています」とコメント。あのは「何かに追われている。ただ、何から逃げているのか、どこに向かって走っているのかわからないまま生きていた頃、この作品を周りの方々から幾度もお薦めされ、そして読んだ時の衝撃はよく覚えています」と振り返り、「まさか仲村さんを演じさせてもらう人生になるとは思ってもいませんでした。このご縁を大切に体当たりで撮影に挑ませていただきました」とつづった。

またこのたび押見の描き下ろしイラストも到着。彼は「鈴木福さんは、昨今の演技を拝見して、春日を演じて頂くのがとても楽しみです。あのさんには、以前から仲村さんのような純粋さと反逆精神を感じていました。昔漫画を読んでくださった方も、はじめての方も、観て頂けたら嬉しいです」と伝えた。3人とプロデューサーの漆間宏一、涌田秀幸のコメント全文は後掲している。

押見修造の描き下ろしイラスト ©押見修造/講談社

押見修造の描き下ろしイラスト ©押見修造/講談社 [拡大]

ドラマ「惡の華」放送・配信情報

放送局・放送日時

テレビ東京ほか 2026年4月スタート

配信

ディズニープラスで各話放送後からアジア見放題独占配信
TVer、ネットもテレ東、Leminoで見逃し配信あり

スタッフ・キャスト

原作:押見修造「惡の華」(講談社「別冊少年マガジン」所載)
脚本:目黒啓太 / たかせしゅうほう
監督:ヤング ポール / 井口昇
プロデューサー:漆間宏一 / 涌田秀幸
出演:鈴木福 / あの

鈴木福 コメント

多くの方に愛され、学生時代のさまざまな感情の記憶を揺さぶられるこの作品の主人公を演じさせていただけること、とても嬉しく思います。僕と近い雰囲気を持ちながらも、話が進むごとにこれまで演じたことのないキャラクターへ変化していく春日高男に、ワクワクしています。彼の持つ悩みや葛藤は、彼と同じ年だった頃の僕も、今の僕も、形を変えながら持っているものだと思います。この作品を通して、自分の中にある「惡の華」を愛でて、観てくださる皆さんの何かに養分を届けられたら嬉しいです。

押見修造の描き下ろしイラストへのコメント

まさか押見先生に、僕の演じる春日くんを描いてもらえるなんて思ってもいなかったので、とても嬉しかったです!

あの コメント

何かに追われている。ただ、何から逃げているのか、どこに向かって走っているのかわからないまま生きていた頃、この作品を周りの方々から幾度もお薦めされ、そして読んだ時の衝撃はよく覚えています。「出会ってしまった」という感覚。そして数年越しにまた出会いました。まさか仲村さんを演じさせてもらう人生になるとは思ってもいませんでした。このご縁を大切に体当たりで撮影に挑ませていただきました。絶対に見逃さないでほしいです。

押見修造の描き下ろしイラストへのコメント

「惡の華」と出会ってから、押見先生の描く漫画にたくさんの感情をもらったので、とてもとても感慨深いです…! 素敵な描き下ろしイラストをありがとうございます。

押見修造 コメント

原作漫画の連載終了から十余年、また新たにドラマとして世に放っていただけることは、稀有な有り難いことだと思っております。鈴木福さんは、昨今の演技を拝見して、春日を演じて頂くのがとても楽しみです。あのさんには、以前から仲村さんのような純粋さと反逆精神を感じていました。昔漫画を読んでくださった方も、はじめての方も、観て頂けたら嬉しいです。

漆間宏一(プロデューサー)コメント

「クソムシが」「変態なんかじゃ…ない」原作の表紙にあるように、思春期や性、少年少女の衝動をテーマにした押見修造先生の大人気作のドラマ化です。突飛な話のように感じますが、揺れ動く思春期の感情は多くの方に共感いただける内容となっています。福くんとあのさんが魅せる多種多様な感情表現により、春日と仲村の複雑な主従関係を体現しています。コメディーもあり、シリアスもあり、どのシーンも感情を揺さぶられます。ディズニープラスでの配信もあるので、テレ東深夜作品の規模を超えた内容をお届けできると思います!(4月クールはまだ先ですが、嬉しくて早めに解禁しちゃいました。)続報もお楽しみに!!

涌田秀幸(プロデューサー)コメント

「生きていくことは変化していくことだ」と、敬愛する作家から教わった言葉があります。「惡の華」は春日高男と仲村佐和が生きるために変転していく話です。周囲を巻き込みながらも葛藤と拒絶を繰り返し、前に進む話です。物語の舞台は1998年(ドラマでは)。暦が2000年に変遷する時代に私は、形容できない不安に襲われた記憶があります。その時代を生きる、少年少女のお話です。そして、誰にでも訪れる思春期の物語です。漫画、舞台、アニメ、映画に続く5回目の彼らの人生を、ぜひお楽しみください。

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©「惡の華」製作委員会 2026 ©押見修造/講談社

読者の反応

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アサノ__ @asacoin369_TV

玉城ティナもだいぶ良かったけど
あの仲村も良さそう。というか鈴木福春日が適役すぎる https://t.co/qPSMpwxeBU

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