2025年度新藤兼人賞の受賞者が決定。金賞に「
新藤兼人賞は、日本映画製作者協会に所属する現役プロデューサーが、その年度でもっとも優れた新人監督を選ぶもの。完成度や将来性のみならず、「この監督と組んで仕事をしてみたい」 「今後この監督に映画を作らせてみたい」というプロデューサーの観点を含む日本で唯一の新人監督賞だ。今年は215の選考対象作品のうち、13名の監督による作品が金賞・銀賞の最終選考に進んでいた。
団塚の長編デビュー作「見はらし世代」は、再開発が進む東京・渋谷で胡蝶蘭の配送運転手として働く主人公・蓮が、母の死をきっかけに疎遠になった父との関係を見つめ直す物語。
「ひみつきちのつくりかた」では、友の突然の死をきっかけに再会した男性4人組が、少年時代に夢見た“秘密基地作り”に没頭するさまが描かれる。
そしてプロデューサー賞は、優秀な作品の完成に貢献を果たしたプロデューサーや企画者の功績をたたえるもの。
2025年度新藤兼人賞の授賞式は12月5日に東京・如水会館 スターホールで行われる。
2025年度新藤兼人賞 受賞結果
金賞
団塚唯我「見はらし世代」
銀賞
板橋知也「ひみつきちのつくりかた」
プロデューサー賞
松井俊之「この夏の星を見る」
2025年度新藤兼人賞 金賞、銀賞 最終選考監督・作品
- 川島直人「Welcome Back」
- 草場尚也「雪子 a.k.a.」
- 岡田詩歌「恋脳Experiment」
- 甫木元空「BAUS 映画から船出した映画館」
- 五百旗頭幸男「能登デモクラシー」
- 宮坂一輝「温帯の君へ」
- 早川千絵「ルノワール」
- 山元環「この夏の星を見る」
- 柳明日菜「レイニーブルー」
- 板橋知也「ひみつきちのつくりかた」
- 谷口慈彦「嬉々な生活」
- 奥山由之「秒速5センチメートル」
- 団塚唯我「見はらし世代」
おおとも ひさし @tekuriha
2025年度新藤兼人賞が発表、金賞は「見はらし世代」の監督・団塚唯我 -
"「ひみつきちのつくりかた」では、友の突然の死をきっかけに再会した男性4人組が、少年時代に夢見た“秘密基地作り”に没頭するさまが描かれる。廣末哲万、藤田健彦、佐藤貢三、もりたかおが出演。 https://t.co/ShYzBeSJpy