「空の青さを知る人よ」新潟アニメ映画祭で上映、長井龍雪がトークイベントに参加

3月15日から20日に開催される第3回新潟国際アニメーション映画祭にて、新潟出身のアニメーション監督・長井龍雪をはじめとするクリエイターのトークイベントが行われることがわかった。

アジア最大級かつ世界初の長編アニメ中心の映画祭として、マンガ・アニメのクリエイターを数多く輩出してきた同映画祭。世界のアニメーションの最先端を知るプログラム「世界の潮流」では佐々木皓一、モハン・ラムが手がけた日本・インドの合作「ラーマーヤナ ラーマ王子伝説」、シェン・ジェ（沈傑）監督作「傘少女─精霊たちの物語─」、ソン・ハイポン監督作「雄獅少年／ライオン少年」、さらには片渕須直が2019年に発表した「この世界の（さらにいくつもの）片隅に」、シンシア・マダナット・シャライハが手がけた「サリーム」、岩井澤健治監督作「音楽」、岩井俊二の「花とアリス殺人事件」、マリア・トレノルによる「ロック・ボトム」などが上映される。

また「新潟とアニメーション」をテーマに、吉浦康裕監督作「アイの歌声を聴かせて」、長井が2019年に発表した「空の青さを知る人よ」、多田俊介による「銀河英雄伝説 Die Neue These」がスクリーンにかけられるほか、「アイの歌声を聴かせて」から吉浦と音響監督の岩浪美和、「空の青さを知る人よ」から長井、「銀河英雄伝説 Die Neue These」からエグゼクティブプロデューサーの郡司幹雄、演出・I.G新潟スタジオチーフの小村方宏治が登壇するトークイベントも開催。オリジナル映像企画「REKKA」の最新ビジュアルと資料を公開する「プロジェクト『REKKA』の現在地2025」のトークイベントには、同作の原案を手がけた板野一郎、総監督・小中和哉、監督・阿尾直樹が参加する予定だ。

そして、アニメ分野における技術スタッフの功績をたたえる大川博賞・蕗谷虹児賞が決定。革新的なスタジオに授与する大川博賞は「映画 窓ぎわのトットちゃん」「化け猫あんずちゃん」「とびだせ！ならせ！ PUI PUI モルカー」などで知られるシンエイ動画へ。蕗谷虹児賞は「ルックバック」の作画を担当した押山清高と井上俊之、「ダンダダン」などで知られる音響監督・木村絵理子、「僕のヒーローアカデミア」「ハイキュー!!」シリーズの音楽を手がける林ゆうきが受賞した。

第3回新潟国際アニメーション映画祭

2025年3月15日（土）～20日（木・祝）

第3回新潟国際アニメーション映画祭 予告編