今年のPFF京都は18歳以下が全プログラム無料、3つの高校生企画や「親不孝通り」上映など

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11月9日から17日まで京都・京都文化博物館で開催される「ぴあフィルムフェスティバル in 京都2024」の全プログラムが決定した。東京に続いて京都でも18歳以下が無料招待となるほか、対象企画が全プログラムに拡大される。

ぴあフィルムフェスティバル in 京都2024」ポスタービジュアル

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PFFアワード2024入選作品

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“映画の新しい才能の発見と育成”をテーマに1977年より行われてきた同映画祭。映画監督の登竜門として知られるPFFアワードには前年から135本増となる692本の応募があり、入選作品19本が決定した。グランプリには川島佑喜の「I AM NOT INVISIBLE」が輝いている。京都でも全作品の上映と、監督13名によるトークが行われる。

「Single8」場面写真

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そして京都限定企画として、3つの高校生企画が実施。京都で行われている高校生向けの8ミリフィルム体験ワークショップの紹介に加え、「ばるぼら」の手塚眞や「セノーテ」の小田香が制作した8ミリ作品が上映される。さらに「21世紀の高校生」と題した監督特集も。小田が講師として今夏に行った高校生向けの創作ワークショップの様子を語るほか、PFFアワードに入選した高校生監督の自主映画を上映して、監督たちと“自主的に映画をつくること”についてトークを行う。また小中和哉による「Single8」もスクリーンに。同作では8ミリ特撮映画をつくる高校生たちの姿や、その制作プロセスが描かれている。

「嵐電」場面写真

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「親不孝通り」場面写真

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加えて2月に死去した映画編集者・鈴木歓を偲んで映画「嵐電」の上映や監督・鈴木卓爾のトークも実施。生誕100年となる増村保造の監督作として、東京の特集ラインナップにはない「親不孝通り」を観ることもできる。1997年にベルリン映画祭で上映された「逃亡者狂騒曲 デジタルリマスター版」の関西プレミア上映もラインナップされた。

「TWO TRAINS RUNNIN’」場面写真

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「走るぜ」場面写真

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ゲストとして、招待作品部門では2022年に引き続いてピーター・バラカンが来場。自身がセレクトしたドキュメンタリー映画「TWO TRAINS RUNNIN’」の上映後に歴史的背景を解説する。第28回PFFスカラシップ作品「道行き」の関西初上映には監督の中尾広道が登場するほか、「灼熱のドッジボール」「走るぜ」の上映回には京都芸術大学で教鞭を執る監督・古厩智之が参加する。

なお18歳以下の無料申込は、各上映日の前日まで各回15組30名を先着順に受付。公式noteの応募フォームより申し込むことが可能だ。

ぴあフィルムフェスティバル in 京都2024

2024年11月9日(土)~17日(日)京都府 京都文化博物館

PFFアワード2024

<Aプログラム>
「正しい家族の付き合い方」監督:ひがし沙優
「これらが全てFantasyだったあの頃。」監督:林真子

<Bプログラム>
「END of DINOSAURS」監督:Kako Annika Esashi
「サンライズ」監督:八代夏歌
「チューリップちゃん」監督:渡辺咲樹

<Cプログラム>
「ちあきの変拍子」監督:白岩周也、福留莉玖
「I AM NOT INVISIBLE」監督:川島佑喜
「わたしのゆくえ」監督:藤居恭平

<Dプログラム>
「Into a Landscape」監督:山中千尋
「分離の予感」監督:何英傑
「あなたの代わりのあなた展」監督:山田遊

<Eプログラム>
「よそのくに」監督:尾関彩羽
「季節のない愛」監督:中里有希

<Fプログラム>
「アイスリンク」監督:王紫音
「さよならピーチ」監督:遠藤愛海

<Gプログラム>
「鎖」監督:杜詩琪
「さようならイカロス」監督:田辺洸成

<Hプログラム>
「松坂さん」監督:畔柳太陽
「秋の風吹く」監督:稲川悠司

高校生8ミリフィルムに出会う

「HIGH-SCHOOL-TERROR」監督:手塚眞
「UNK」監督:手塚眞
「カラオケ喫茶ボサ」監督:小田香
「Lighthouse」監督:小田香

21世紀の高校生

「流れる」監督:橋本将英
「アスタースクールデイズ」監督:稲田百音
「苺のジャムとマーガリン」監督:宮永咲弥花
「帰路」監督:高橋伊吹

映画のことだけ考えていた高校の夏休み

「Single8」監督:小中和哉

90年代傑作自主映画

<伝説となったグランプリ作品>
「灼熱のドッジボール」監督:古厩智之
「走るぜ」監督:古厩智之

生誕100年・増村保造新発見!~決断する女たち~

「親不孝通り」※35mmフィルム上映

ピーター・バラカン 音楽のある人生

TWO TRAINS RUNNIN'」監督:サム・ポラード

映画編集者・鈴木歓さんを偲んで

「嵐電」監督:鈴木卓爾

黒沢清監督2作品上映

「蛇の道」※35mmフィルム上映
蜘蛛の瞳」※35mmフィルム上映

俳優・中村靖日さんを偲んで

運命じゃない人」監督:内田けんじ ※35mmフィルム上映

佐藤信介監督3作品上映

寮内厳粛
月島狂奏
正門前行

台湾の風が京都に吹く

「逃亡者狂騒曲 デジタルリマスター版」監督:ワン・チャイシアン

第28回PFFスカラシップ作品

「道行き」監督:中尾広道

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鈴木卓爾 @suzuki_takuji

11/9より京都文化博物館で開催「ぴあフィルムフェスティバル in 京都2024」にて、映画編集の鈴木 歓ワーク作として、『嵐電』が11/12(火)に上映されます🚋
歓さんの編集について私がお話させて頂きます🚋
11/13(水)には黒沢清監督作『蛇の道』『蜘蛛の瞳』を上映、北小路隆志さんが登壇されます🚋 https://t.co/RsiF7HU3qR https://t.co/k8ktYEPKUh

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