2021年、あるテレビ番組での「映画監督になりたい」という発言をきっかけに、プロデューサーがゆりやんにコンタクトを取りスタートしたのが本作「禍禍女」。ゆりやんの過去をもとにした狂気の恋愛映画で、プロデューサーは撮影までの約1年間、彼女と頻繁に会って恋バナを聞き続けたという。2024年のカンヌ国際映画祭の開催期間中には、現地で監督デビューを発表して注目を集めていた。
そんな本作で南が演じたのは、ある男性に思いを寄せる美大生・上原早苗。これまで「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」「愛されなくても別に」や、2026年1月16日公開の「万事快調(オール・グリーンズ)」などに主演してきた南は、今回の役について「初めての挑戦が多い作品でしたが、早苗の感情に触れることで、私自身のなかにも眠っていた感情が呼び起こされていくような感覚でした」と振り返った。
一方、ゆりやんは「沙良さんには、今回の役を演じていただくにあたり、殻を破って欲しかったので、そのためには自分も殻をかぶっていてはいけないと思い、本音でぶつかりましたら、沙良さんも全身で受け止めて全力でぶつかってきてくださいました」と感謝し、「こんな南沙良さんをみたことがありません!」と絶賛している。
さらに本作のスタッフ陣も発表され、「ミスミソウ」「ヒグマ!!」の監督・
ゆりやんレトリィバァ(監督)コメント
主演は南沙良さんです!
沙良さんには、今回の役を演じていただくにあたり、殻を破って欲しかったので、そのためには自分も殻をかぶっていてはいけないと思い、本音でぶつかりましたら、沙良さんも全身で受け止めて全力でぶつかってきてくださいました。早苗役を南沙良さんにお願いして本当によかったですし、沙良さんしかいませんでした。
こんな南沙良さんをみたことがありません! ありがとうございます!
沙良、LOVE!
南沙良(主演)コメント
お話をいただいたときは、ゆりやん監督の世界観に入れることがとても楽しみでしたし、自然と挑戦してみたいと思えました。私自身初めての挑戦が多い作品でしたが、早苗の感情に触れることで、私自身のなかにも眠っていた感情が呼び起こされていくような感覚でした。そしてゆりやん監督は初めての長編映画とは思えないほど、ユーモアと情熱を持って作品を導いてくださいました。現場は常に温かく、エネルギッシュな空気に満ちていて、その中で自由に表現することができたと思います。是非たくさんの方に、いろんな形で自由にこの映画を楽しんでいただけたら嬉しいです。
内藤瑛亮(脚本)コメント
もともとゆりやんレトリィバァさんのファンでしたので、ご一緒できることが本当に嬉しく、すぐにお引き受けしました。「ゆりやんさんに喜んでもらいたい」という気持ちをモチベーションに全力で取り組みました。褒めてくださるたびに励みになり、「このセリフ最高です」とその場で口にしてくださった瞬間は忘れられません。“ホン”作りでは、ご自身の恋愛話も語ってくださり、そこに登場する男性たちがあまりに強烈で、フィクションの中で彼らに報いを与えたいと決意しました。“ホン”作りは苦しいことが多いのですが、「禍禍女」は唯一心から楽しく、もし時間を戻せるならもう一度やりたいと思えるほど幸福な時間でした。ゆりやんさんを傷つけた男たちを呪う気持ちで書きました。どうか、その「呪い」の拡散にご協力いただければ幸いです。
yonkey(音楽)コメント
今回が自分にとって初めての劇伴挑戦ということもあり、オファーをいただいたときからワクワクでいっぱいでした。ゆりやん監督との制作は、真剣な話し合いの中にも笑いが絶えず、常に新鮮で刺激的な時間でした。音楽もゆりやんさんが表現したかった“これまでの恋愛を元にした映画”に寄り添えて作れたと思います。ぜひ劇場で体感してください。
映画「禍禍女」特報
南沙良の映画作品
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関連人物
映画ナタリー @eiga_natalie
こんな南沙良、見たことない!?
ゆりやんレトリィバァ初監督作「禍禍女」で主演
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ゆりやんの過去をもとにした狂気の恋愛映画。脚本は内藤瑛亮、音楽はyonkeyが担当
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