アニメーション監督の
1988年に公開された
番組を手がけたディレクターは「かぐや姫の物語」で高畑を取材して以降、親交を深めた寺越陽子。彼女は「戦後80年を迎えたいまもなお、戦争がなくならない世界。改めて高畑さんが『火垂るの墓』という映画にどんな思いを込めていたのか、わたし自身が知りたいと思い、取材を続けました。創作ノートから見えてきたのは、いまの時代のわたしたちへのメッセージだと思っています」と語っている。公式SNSでは番組の告知映像も公開中だ。
なお「火垂るの墓」は終戦80年を迎える8月15日に日本テレビ系「金曜ロードショー」でオンエア。高畑の生誕90年に合わせ、東京・麻布台ヒルズ ギャラリーでは展覧会「高畑勲展 ー日本のアニメーションを作った男。」が9月15日まで開催されている。
ETV特集「火垂るの墓と高畑勲と7冊のノート」
NHK Eテレ 2025年8月2日(土)23:00~23:59
NHK Eテレ 2025年8月6日(水)24:00~24:59(再放送)
寺越陽子(担当ディレクター)コメント
2011年、遺作となった「かぐや姫の物語」を制作する高畑勲さんを取材しました。以降、2018年に高畑さんが亡くなるまで、ときには叱られましたが、ありがたいことに大変親しくしていただきました。作品への熱いまなざし、心に響く言葉など教わったことは数えきれませんが、「火垂るの墓」についてはほとんど何も、高畑さんから聞くことはありませんでした。戦後80年を迎えたいまもなお、戦争がなくならない世界。改めて高畑さんが「火垂るの墓」という映画にどんな思いを込めていたのか、わたし自身が知りたいと思い、取材を続けました。創作ノートから見えてきたのは、いまの時代のわたしたちへのメッセージだと思っています。
ETV特集「火垂るの墓と高畑勲と7冊のノート」
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ジブリまみれ @ghiblimamire
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高畑は自身の空襲体験をもとに原作を忠実に再現しようとする一方で、「F清太」という原作にはない存在をあえて作り出していたという。
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