東京・丸の内TOEIが本日7月27日をもって約65年の歴史に幕を下ろした。80日間にわたり100作品以上の上映を行った企画「さよなら 丸の内TOEI」のグランドフィナーレには、俳優・
1960年9月20日にオープンした丸の内TOEI。511席を構える丸の内TOEI1の最終上映作品には、
「動乱」を含む20作品もの東映映画に出演してきた吉永がサプライズで登場すると、客席からはどよめきが起こった。彼女は「お世話になったこの劇場で、この劇場のいろいろなセクションで働かれた方々に心からお礼を申し上げます。そして、このような形でご挨拶できることをうれしく思います」と伝える。吉永は、1980年1月15日に丸の内TOEIで初日舞台挨拶を行った「動乱」について、「1979年の冬からの1年間の撮影は、本当に素晴らしかった。高倉さんとのラストシーンを撮り終えたとき、真夜中ではありましたが、スタッフの方や高倉さんと皆さんで食事をして、健闘をたたえ合いました。もう一度、映画俳優としてがんばってみようと思えた、大切な大切な作品です」と語った。
2021年に製作された吉永の主演作「
地下にある丸の内TOEI2の最終上映作品は、2022年製作の「ONE PIECE FILM RED」。吉村は「本作は、東映の歴代興行収入第1位、興収200億円以上を記録した作品です。『動乱』と同様に最後の上映にふさわしいということで、選ばせていただきました。もう一度このスクリーンで、感動を味わっていただければと思います」と満員の観客に挨拶した。
「さよなら 丸の内TOEI」プロジェクトでは、動員数4万6120人、興行収7761万8400円を記録。なお劇場で使用されてきたスクリーンや緞帳、座席シートをアップサイクルして数量限定のグッズを制作するクラウドファンディングは、7月31日までCAMPFIRE(キャンプファイヤー)で実施される。
月影 @Sniper_Sunny
【イベントレポート】丸の内TOEIが65年の歴史に幕、吉永小百合がグランドフィナーレに駆け付ける(写真21枚)
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「さよなら 丸の内TOEI」プロジェクト
動員数4万6120人
興行収7761万8400人