安藤サクラ×空音央の「まっすぐな首」、ロカルノ国際映画祭で最優秀短編映画賞を獲得

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安藤サクラが主演し、「HAPPYEND」の空音央が監督・脚本を担った短編映画「まっすぐな首」が、スイスの第78回ロカルノ国際映画祭に出品。現地時間8月16日に授賞式が行われ、最優秀短編映画賞を獲得した。

「まっすぐな首」ポスタービジュアル

「まっすぐな首」ポスタービジュアル

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イラストレーター・楢崎萌々恵によるショートコミック「I Will Go Ahead」を原作とする本作。悪夢から目覚め、首の激しい痛みに苦しむ女性の姿を描く。彼女は亡くなった昔の友人のことを思い出す。やがて過去と現在が混ざり合い、少しずつ彼女の世界はバランスを失っていく。英題は「A Very Straight Neck」。

「まっすぐな首」場面写真

「まっすぐな首」場面写真[拡大]

約10分の短編は、中国の動画プラットフォームであるNOWNESSが、安藤の身体性に焦点を当てた作品を空に依頼したことから生まれた。安藤のほか、舞台監督として知られる北方こだちも出演。「セノーテ」「Underground アンダーグラウンド」の小田香が撮影監督、アンゲラ・シャーネレクに師事した永井愛華が編集を担った。

ロカルノ国際映画祭では、新進気鋭の才能による短編や中編を紹介する「パルディ・ディ・ドマーニ」部門で上映。25カ国から集まった40作品が国内、国際、作家と3つのコンペティションに分かれて紹介され、「まっすぐな首」は作家部門における最優秀短編映画賞を獲得した。

授賞式にビデオメッセージを寄せた空は、原作の魅力を「現代の私たちが直面している状況をとても正確に捉えていると感じました。毎日、ガザとパレスチナの残虐な映像がスマホに表示され、何事もなかったかのように日常を過ごせと求められるこの時代です」と説明。そのうえで「ガザの状況は日々悪化しており、私たち1人ひとりがこの狂気とジェノサイドを止める役割を果たすべきだと本当に思います」とパレスチナ解放を呼びかけつつ、受賞の喜びを語った。

「まっすぐな首」は8月29日に開幕する第21回大阪アジアン映画祭で日本初上映。8月29日と31日に大阪・大阪中之島美術館にてスクリーンにかけられる。YouTubeでは予告編も公開中だ。

映画「まっすぐな首」予告編

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読者の反応

映画『HAPPYEND』公式 @HAPPYEND_mv

空音央監督が短編映画
『まっすぐな首』(主演は安藤サクラさん)で
第78回ロカルノ映画祭🇨🇭最優秀短編映画賞を
受賞されました🏆🏆
おめでとうございます!!!!!

#Locarno78 https://t.co/KJRyyKLEmj

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