渋谷実監督作を新文芸坐で特集、“逸脱する悲喜劇”6作品を上映

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映画監督・渋谷実の特集上映「松竹の巨匠・渋谷実 逸脱する悲喜劇」が、6月1日より東京・新文芸坐で開催される。

「現代人」場面写真 ©1952松竹株式会社

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「青銅の基督」場面写真 ©1955松竹株式会社

「青銅の基督」場面写真 ©1955松竹株式会社[拡大]

「悪女の季節」場面写真 ©1958松竹株式会社

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渋谷は小津安二郎と木下惠介に並び、松竹の「御三家」「三巨匠」の1人してと数えられた監督。1937年に初監督作「奥様に知らすべからず」を撮ると、翌年には4作目「母と子」がキネマ旬報ベストテン第3位に選ばれるなど、早くから確かな実力を示してきた。情緒に満ちた松竹映画の中で、情感や感動を排し、社会や人をアイロニカルに描く作風で知られる。

「もず」場面写真 ©1961松竹株式会社

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「好人好日」場面写真 ©1961松竹株式会社

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「酔っぱらい天国」場面写真 ©1962松竹株式会社

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上映作品には、明朗なイメージで知られた池部良を捉えどころのない危険なアプレゲール(戦後に育った新しい価値観を持つ者)として演出した「現代人」、キリシタン弾圧下の江戸を舞台にした「青銅の基督」、老資産家の命を親族が狙うブラックコメディ「悪女の季節」、母と子の情愛を厳しく哀しく描いた「もず」、笠智衆岩下志麻が父娘に扮した人情ドラマ「好人好日」、善人役の印象が強かった笠が酒におぼれ破滅的な道をたどる男を演じた「酔っぱらい天国」が並んだ。

本特集は6月1日から6日、および8日から10日にかけて実施。

松竹の巨匠・渋谷実 逸脱する悲喜劇

2025年6月1日(日)~6(金)、8日(日)~10日(火)東京都 新文芸坐
1本のみ:一般 1500円 / 各種割引 1100円
同日2本:一般 1900円 / 各種割引 1500円
※2本目割は1回の会計でお買い求めの場合にのみ適用

上映作品

  • 現代人
  • 青銅の基督
  • 悪女の季節
  • もず
  • 好人好日
  • 酔っぱらい天国

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新文芸坐 @shin_bungeiza

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