「響け!ユーフォニアム」で知られる武田綾乃の同名小説を映画化した「愛されなくても別に」は、学校に通いながら朝から晩までアルバイトや家事に追われる大学生・宮田陽彩(みやたひいろ)を主人公に据えた“青春逃走劇”。母親に金を渡し世話をし、暴力こそ振るわれないが「愛している」と言う言葉に縛られ、ゆるやかな絶望と人生に対する失望感の中で生きている陽彩を南が演じた。
馬場扮する江永雅(えながみやび)は、バイト先のコンビニで陽彩と出会い心を通わせていく役どころ。「父親が殺人犯」といううわさにより大学では浮いた存在で、母親に売春を強要されていた過去を持つ。陽彩と同様に毒親との関係に悩むキャラクターだ。髪を青色に染め、派手なメイクで雅役に挑んだ馬場は「雅という役を通じて『それでもいいんだよ』『それがいいんだよ』と私自身が励まされ、また肯定してもらった気がしています」とコメントしている。
監督の
また原作者の武田からも映画化にあたりコメントが到着。武田は「お金もない。友達もいない。そんな主人公の陽彩が雅と出会い、少しずつ変わっていくお話です。現実社会で懸命に生き抜こうとする二人のことを応援していただけると嬉しいです」とつづった。
「愛されなくても別に」は7月4日に東京・新宿ピカデリーほか全国で公開。
馬場ふみか コメント
時にはすべてを諦めたくなるような日々を送って来た“不幸なふたり”は、傷をなめ合うでもなく、ただ寄り添いながら自分の人生を確かに生きていく。雅という役を通じて「それでもいいんだよ」「それがいいんだよ」と私自身が励まされ、また肯定してもらった気がしています。
武田綾乃(原作)コメント
「愛されなくても別に」が映画化されます!
私にとって非常に思い入れのある小説ですので、今回井樫監督に美しく映像化していただき大変嬉しく思っています。
親から愛されているからといって、子は親を愛さなければならないのか。
自分の人生は一体誰のものなのか。
お金もない。友達もいない。そんな主人公の陽彩が雅と出会い、少しずつ変わっていくお話です。現実社会で懸命に生き抜こうとする二人のことを応援していただけると嬉しいです。
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