映画「
ミュージカル劇「ウィキッド」を原作にした本作で描かれるのは、魔法と幻想の国“オズ”にあるシズ大学で出会った、のちの“悪い魔女”エルファバとのちの“善い魔女”グリンダの秘話。シンシア・エリヴォがエルファバ、アリアナ・グランデがグリンダを演じ、「クレイジー・リッチ!」のジョン・M・チュウが監督を務めた。
エルファバの吹替を担当した高畑は「いよいよ公開ということでかなりドキドキしていますが、皆様と一緒に時間を過ごせることをとてもうれしく思います」、グリンダに声を当てた清水は「先日、アリアナとシンシアとチュウ監督が来日され作品の魅力をたくさん伝えてくれたのですが、本日ひと足先に観られる皆さんにも、ぜひ一緒に盛り上げていただきたいと思います」とコメント。グリンダの友人ファニー役のkemioは「何度でも観たいと思う愛のあふれた作品で、皆さんが映画館を出る際には勇気や自信などを感じてもらえると思います。エンディングみたいな感想になってしまいましたが、ワクワクします!」と語り、吹替版の制作に音楽プロデューサーとして参加した蔦谷は「プレッシャーもありましたが、素晴らしい作品になっているという自負があります。今日はぜひお楽しみください」と述べた。
本作の中で好きな楽曲を聞かれると、高畑は「ディファイング・グラヴィティ」と回答。「映画でエルファバが空を飛び歌う際、昔ピーターパンを演じたときに舞台で空を飛んだ記憶とつながって、より深くこの楽曲が好きになりました」と自身の経験との結び付きを明かす。清水は「ノー・ワン・モーンズ・ザ・ウィキッド」と答え「グッとつかまれる迫力・圧倒的な映像美と一緒に聴くと、ものすごく世界に没入できました」と述懐。蔦谷も「ノー・ワン・モーンズ・ザ・ウィキッド」を選び、「メロディやフレーズがその後のいろんな曲やシーンにちりばめられており、『ディファイング・グラヴィティ』などにも伏線のように張り巡らされているので、ぜひそんな耳で聴いていただけると」と話した。
映画のストーリーにちなみ、これまでの人生において背中を押されたと感じた出会いやエピソードを聞かれると、kemioは「8年ほど前、引っ越したばかりで英語ができなかったときに出会ったアメリカ人の友達です。当時どうやってコミュニケーションを取っていたか覚えてないですが、グリンダとエルファバみたいに心でつながって、今でも1日3回ほど電話するほど仲がいいです。多すぎだよねー」とコメント。本作でファニーの相棒シェンシェンに声を当てたゆりやんは「芸人1年目のとき、背中に拳銃のおもちゃだけ入れて舞台に挑んだ際、本当に先輩に背中を押されて舞台から落ちて。そこで前に出ていくということを学びました!」と冗談を交えつつ、泣き芸で笑いを誘う。
吹替版キャストが友情の証をフラワーアレンジメントに込めて交換するコーナーも。清水からエルファバのイメージカラーであるグリーン基調のアレンジフラワーを受け取った高畑は「うれしいです。猫に食べられないように気を付けて飾らせていただきます」と喜んだ。その高畑から、グリンダをイメージしたピンクを中心に彩られたアレンジフラワーを贈られた清水は「純粋にお花をもらうのってこんなにうれしいんだなと改めて実感しました」と感謝。kemioとゆりやんが共作したダイナミックな色使いのアレンジフラワーを受け取った蔦谷は「お二人があるシーンで歌ってくれたおかげで曲が明るくなったことに、とても感謝しています。お花もかなりカラフルで、キャラクターたちのいろんな人間模様が描かれている本作にも重なって、素敵です」と述べた。
最後に高畑は「皆さんのおかげで魔法が完了しました。字幕版より先に吹替版のほうを先に観てくださることに緊張もありつつ、感激しております。音楽も素晴らしいけど、友情だけにとどまらず人と人との関係性が繊細に描かれており、観たらパワーをもらえる作品なので、ぜひ友達や家族などいろんな人に広めてほしいです!」とメッセージを送った。
第97回アカデミー賞で美術賞と衣装デザイン賞を受賞した「ウィキッド ふたりの魔女」は全国で公開中。
映画「ウィキッド ふたりの魔女」特別予告
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