映画「
第97回アカデミー賞で作品賞など10部門にノミネートされている本作は、魔法と幻想の国オズにある“シズ大学”で出会った魔女2人の運命を描いたミュージカル。エリヴォがエルファバ、グランデがグリンダを演じた。
MCから「この作品に参加したことについてどう考えますか?」と聞かれたチュウは「本当にラッキーだという気持ちです。才能あるお二人と、このタイミングで一緒に仕事ができてうれしいです」と、エリヴォは「ファミリーのような関係を築きながら映画を作れたことは本当に素敵でした。この作品は愛、シスターフッド、成長といろんなテーマをはらんでいます。演じられて光栄でした」と答える。グランデは「やっとここに来られたという気がします。『ウィキッド』という作品を22年間愛し続けてきました。そして日本の皆様にようやくこの映画を観ていただくことができます」「自分自身であり続けることに恐れを抱かなくてもいいと、この作品は語ってくれます」と笑顔を浮かべて話した。
またチュウは「正反対の2人(エルファバとグリンダ)が違いを乗り越えて友情を結ぶ。こういったものを世界中が欲していると思うんですね。美しい物語であり、こういう出会いが可能なのだとこの映画は見せてくれます」と言い、続けてネタバレをしそうに。エリヴォとグランデが慌てて止めると会場に笑いが起きる。
演技について質問が飛ぶと、エリヴォは身体能力が必要であり歌唱もする役だと説明しながら「『ディファイング・グラヴィティ』は飛んでいるときの気持ちがわからなければ歌えないと感じて、スタントも自分でやりたいと思いました。トレーニングを積み、飛びながら同時に歌えるレベルまで持って行けたのは、スタントの専門家とボーカルコーチの力があったからです」と感謝する。そして「撮影現場でライブで歌いました。自分はここにいて、この瞬間を生きている(と感じる)ことが作品をよりリアルにしてくれました」と振り返った。
グランデは「できる限りの準備とトレーニングをしました。ボーカルコーチとアクティングコーチが付いて、今まで使ったことがない声の訓練もしたんです。撮影セットに入ったときに心配なく自分がそこにいられるように十分に備えました。セットの中でライブで歌えたのはよかったです。自分の感情を真に表現できますし、演技にも集中できる。『ポピュラー』ではアドリブも入れたので、シンシアのリアクションをその場で感じられました」と裏話を明かす。
イベント後半には日本語吹替版キャストの
kemioから「プレミア上映ツアーの最後に日本に来てどうですか?」と問われたチュウは「本当に長い長い旅をしてきたという感じで、やっと皆さんと作品を共有できる日が来ました。“監督ができる”という電話から始まり、シンシアとアリアナをキャスティングできて、一緒に腕を組み勇気を持って作り上げました。そして世界中に持っていくときが来て、映画を観た皆さんが歌ったり踊ったりしてくださるのがうれしい」「ツアーの最後に日本に来て、本当に特別な気持ちです。観客の皆さんと作品を共有することが一番の目標でしたから、本当にラッキーですね」と喜びを表す。続けてゆりやんから「作品を作る中で印象に残っていることは?」と質問されると「リハーサルのときですね。シンシアとアリアナが私のオフィスに来て、床に座ってナッツを食べながらカラフルなペンで台本にいろいろと書き込んでいった。あのリハーサルは忘れられません」としみじみ答えた。
最後にチュウは「あまり語らないでおきますが、楽しんでください。愛を注いで映画を作りました。その愛を感じていただけると思います」と挨拶。エリヴォは「日本大好き。ありがとうございます」と日本語でコメントしながら「実は今日、ずっとアリアナさんに日本語を教わっていたんです。映画を楽しんでください」とサービス精神たっぷりに述べる。グランデも「日本にあとどのくらいで行けるかな?とずっと楽しみにしていました。私の心は本当に感謝でいっぱいです」と言い、日本語で「大好き!」と伝えてイベントの幕を引いた。
「ウィキッド ふたりの魔女」は3月7日より全国ロードショー。
映画「ウィキッド ふたりの魔女」本予告
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アリアナ・グランデめっちゃ細いけど、西の魔女役の女優さんも同じくらいウエスト細いって
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