本作は死神が営む美容室・冥供愛富(メイクアップ)を舞台にしたヒューマン・ファンタジー。死神美容師たちは亡くなった人間にお色直しを施し、現世にいる家族や大切な人を1日だけつなぐことで、“最期の別れ”を手助けしている。主人公はとある早とちりによって死までの数日間を冥供愛富で過ごすことになった佐伯美帆だ。彼女は残された時間の中で、死を迎えた人たちとの出会いと別れを通じて自分の人生を見つめ直していく。
原案は日本大学芸術学部映画学科出身の梅木陽一が担当。梅木がコロナ禍に大学の課題で提出した企画書をもとに、「おっさんのケーフェイ」「この動画は再生できません THE MOVIE」で知られる
桜井は「いつか必ず訪れるものであり、でもできるだけ考えるのを遠ざけたくなる“死”というテーマと向き合った撮影期間でした。いまおかしんじ監督の世界観のなかで、軽やかに、そして優しく、日々を懸命に生きる全ての人の背中を押してくれる作品になっていると思います」とコメント。梅木は「映画を通して少しでも明るく、死や別れと向き合う方法はないかと考え、この作品を書きました」「この映画が、観る人それぞれの身近な環境に、優しく寄り添う存在になれば幸いです」と語っている。
Furuiといまおかによるコメントも以下の通り。
桜井日奈子(主演)コメント
亡くなった人間が、会いたい人に会える最後のチャンスを与える不思議な美容室、死神バーバー。私は死神に余命宣告された美容師の佐伯美帆を演じさせていただいています。いつか必ず訪れるものであり、でもできるだけ考えるのを遠ざけたくなる“死”というテーマと向き合った撮影期間でした。いまおかしんじ監督の世界観のなかで、軽やかに、そして優しく、日々を懸命に生きる全ての人の背中を押してくれる作品になっていると思います。公開を楽しみに待っていただけると嬉しいです。
Furui Riho(主題歌)コメント
年を重ねて大人になると人間の儚さにより気づくようになりました。わたしもあなたも「神」に声をかけられた時にはこの世からいなくなってしまうんだなあと。なんだか空しく、果たして日常に意味なんてあるのか? なんていう疑問も忙しい毎日の騒音でかき消されている気がします。この作品は、そんな時にふと立ち止まり、自分のあるべき姿をそっと思い出させてくれます。日常に置いてけぼりの「愛」をより大切に抱きしめて太陽のようにあたたかく、誰かを照らす楽曲になりました。
いまおかしんじ(監督)コメント
ある日死ぬ。死神がやってくる。会いたい人に会えと言う。会う。何か喋る。必死に考えて何か喋る。「実は死んだんだ」とはなかなか言えない。代わりに何か言う。大事なことを伝えたいと思うけど、うまくいかない。時間になる。帰らなきゃいけない。思い残すことばっかだ。でも仕方ない。笑顔を見せて「さよなら」と言う。死にたくない。本当は死にたくない。もっともっと生きてみたいと思いながら、でも死ぬ。未練たらたらで死ぬ。アホだと思う。愚かとも思う。でも愛おしい。泣きたくなるくらい愛おしい。
梅木陽一(原案)コメント
まさか自分の作品が、映画として形になるとは思っていませんでした。この企画を思いついたのは、コロナ禍の真っ只中。家族や友人との交流、新しい出会いが途絶え、感染拡大によって大切な人との別れに立ち会うことすら叶わない状況の中で、改めて「死」と向き合う時間を過ごしました。当時、日藝で映画を学んでいた私は、映画を通して少しでも明るく、死や別れと向き合う方法はないかと考え、この作品を書きました。旅立つ者、残される者、いつ訪れるかわからない別れに悔いなく向き合うために。この映画が、観る人それぞれの身近な環境に、優しく寄り添う存在になれば幸いです。
桜井日奈子の映画作品
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萧湘山 | Joseph Xiao @xiaojiagongzi
@eiga_natalie 『死神が営む美容室』というシュールな設定に、桜井日奈子のあの純真さと危うさがどう溶け込むのか。今岡監督の毒気と彼女の透明感が混ざり合う、予測不能な化学反応が楽しみだね。