横浜流星・池松壮亮らが毎日映画コンクールに登場、三宅唱は松村北斗&上白石萌音と「やったね!」

12

817

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 195 604
  • 18 シェア

第79回毎日映画コンクールの贈呈式が本日2月13日に東京・めぐろパーシモンホールで行われ、作品賞、俳優賞、スタッフ賞などの受賞者が出席した。

毎日映画コンクール贈呈式の様子。左から越山敬達、カルーセル麻紀、三宅唱、横浜流星、池松壮亮

毎日映画コンクール贈呈式の様子。左から越山敬達、カルーセル麻紀、三宅唱、横浜流星、池松壮亮

大きなサイズで見る(全17件)

毎日映画コンクールは、1946年に毎日新聞社とスポーツニッポン新聞社が創設した映画賞。今回は、ジェンダーレスの観点から俳優部門の男女の区別が撤廃された。

日本映画大賞・外国映画ベストワン賞

毎日映画コンクール贈呈式より、三宅唱

毎日映画コンクール贈呈式より、三宅唱[拡大]

日本映画大賞に輝いたのは、松村北斗SixTONES)と上白石萌音が共演した「夜明けのすべて」。同作ではパニック障害とPMS(月経前症候群)を抱えた者同士が、少しずつ互いの殻を溶かし合っていく様子が描かれた。監督の三宅唱は「とってもうれしいです。主演の2人も『やったね!』と喜んでいました」と顔をほころばせる。そして「この映画は、原作小説の大きな器の中で作らせてもらったと思います」と原作者・瀬尾まいこに感謝した。

外国映画ベストワン賞にはクリストファー・ノーラン監督作「オッペンハイマー」が選出された。贈呈式にはノーランに代わって配給会社ビターズ・エンドの佐竹康成が登壇し、「日本で無事にこの映画を公開でき、たくさんの方々にご覧いただけたことをうれしく思っております」と挨拶する。

主演俳優賞

主演俳優賞を受賞した河合優実

主演俳優賞を受賞した河合優実[拡大]

主演俳優賞を受賞した横浜流星

主演俳優賞を受賞した横浜流星[拡大]

主演俳優賞は「あんのこと」「ナミビアの砂漠」の河合優実、「正体」の横浜流星へ。河合は「私にとって、とても大切な2作品で賞をいただけて光栄に思っています」とビデオメッセージを寄せ、横浜は「これからも妥協せず志高く、映画業界を盛り上げられるよう精進してまいります」と語った。

イベントレポート
イベントレポート

助演俳優賞、スポニチグランプリ新人賞

左から越山敬達、池松壮亮

左から越山敬達、池松壮亮[拡大]

カルーセル麻紀(手前)をエスコートする越山敬達(奥)

カルーセル麻紀(手前)をエスコートする越山敬達(奥)[拡大]

助演俳優賞は「ぼくのお日さま」で元フィギュアスケート選手・荒川に扮した池松壮亮、「一月の声に歓びを刻め」でトランスジェンダーのマキを演じたカルーセル麻紀が受賞。スポニチグランプリ新人賞は「ぼくのお日さま」で注目を集めた越山敬達に贈られた。

イベントレポート
イベントレポート
イベントレポート

監督賞、脚本賞

脚本賞を受賞した濱口竜介

脚本賞を受賞した濱口竜介[拡大]

監督賞は「夜明けのすべて」の三宅。第80回ヴェネツィア国際映画祭の銀獅子賞(審査員大賞)受賞作「悪は存在しない」の濱口竜介が、脚本賞を獲得した。

イベントレポート
イベントレポート

撮影賞、美術賞、音楽賞、録音賞

スタッフ賞の受賞者。左から録音賞の浦田和治、高田聡(音楽賞・石橋英子の代理登壇)、美術賞の林田裕至、撮影賞の池田直矢

スタッフ賞の受賞者。左から録音賞の浦田和治、高田聡(音楽賞・石橋英子の代理登壇)、美術賞の林田裕至、撮影賞の池田直矢[拡大]

撮影賞に「十一人の賊軍」の池田直矢、美術賞に「箱男」の林田裕至、音楽賞に「悪は存在しない」を手がけた石橋英子、録音賞には「十一人の賊軍」の浦田和治が選出された。石橋は海外公演中のため贈呈式を欠席。池田、林田、浦田の3名がステージに上がり、トロフィーを受け取った。

大藤信郎賞

大藤信郎賞を受賞した伊藤里菜

大藤信郎賞を受賞した伊藤里菜[拡大]

芸術的で実験的な作品に贈られる大藤信郎賞は、監督の伊藤里菜が自身の整形体験をもとに制作したドキュメンタリーアニメーション「私は、私と、私が、私を、」に与えられた。伊藤は「大学の卒業制作として作った、自分にとっては初めてのアニメーション作品でした」と、大変な思いをすることもあったという制作期間を懐かしむ。

ドキュメンタリー映画賞

ドキュメンタリー映画賞を受賞したペヤンヌマキ

ドキュメンタリー映画賞を受賞したペヤンヌマキ[拡大]

ドキュメンタリー映画賞は、2022年杉並区長選挙を題材にした「映画 ◯月◯日、区長になる女。」へ。監督のペヤンヌマキは「『映画をもっと(広く)届けることができる』と希望をいただけました」と受賞の知らせを受けたときの思いを伝える。そして「この作品は自分の生活を守りたい一心で立ち上がった記録のドキュメンタリーでもあります」「杉並区を愛する1人ひとりが主役です。全員でいただいた賞だと思っています」と同作をアピールした。なお受賞を記念して、アンコール上映が全国で順次行われる。

TSUTAYA DISCAS 映画ファン賞

TSUTAYA DISCAS 映画ファン賞の日本映画部門を受賞した三宅唱(右)

TSUTAYA DISCAS 映画ファン賞の日本映画部門を受賞した三宅唱(右)[拡大]

同賞は毎日映画コンクールの中で唯一、一般投票によって決定するもの。日本映画部門は「夜明けのすべて」、外国映画部門では「インサイド・ヘッド2」が選ばれた。

この記事の画像(全17件)

読者の反応

テイコ @so_yurinohito

流星くんおめでとうございます🎉🎊
池松くんとの並び♡いつかと願ってます( ᵕᴗᵕ )✩⡱
#横浜流星 #毎日映画コンクール #主演俳優賞 https://t.co/IMgPPNwWSg https://t.co/TxCVhku4N3

コメントを読む(12件)

リンク

関連商品

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャの映画ナタリー編集部が作成・配信しています。 夜明けのすべて / オッペンハイマー / あんのこと / ナミビアの砂漠 / 正体 / ぼくのお日さま / 一月の声に歓びを刻め / 悪は存在しない / 十一人の賊軍 / 箱男 の最新情報はリンク先をご覧ください。

映画ナタリーでは映画やドラマに関する最新ニュースを毎日配信!舞台挨拶レポートや動員ランキング、特集上映、海外の話題など幅広い情報をお届けします。