「夜明けのすべて」で知られる
1946年に始まったロカルノ国際映画祭は、カンヌ、ヴェネツィア、ベルリンと並ぶ世界四大映画祭の1つ。日本映画では衣笠貞之助の監督作「地獄門」、市川崑が手がけた「野火」が最高賞にあたる金豹賞に輝いた。さらに近年では青山真治の「共喰い」、濱口竜介の「ハッピーアワー」などがスクリーンにかけられた。
三宅の監督作が出品されるのは、2012年の「Playback」以来13年ぶり2作目。映画祭の選考委員会は「まさに日本映画の最高峰を体現していると思います。哲学的でありながら気取らず、瞑想的でありながら地に足がついている」と「旅と日々」を評価した。
公式上映には、三宅とシム・ウンギョンが参加する予定だ。三宅は「10年以上を経て、『旅と日々』とともに再訪できる縁を、嬉しく、意味深く受けとめています」、シム・ウンギョンは「ロカルノ国際映画祭という素敵な舞台で、皆さまに本作をお届けできることに、今から胸が高鳴っています」と喜びをつづった。
あわせて5点の場面写真が到着した。李が雪原に佇む姿や、
「旅と日々」は、11月7日より東京・TOHOシネマズ シャンテ、テアトル新宿ほか全国でロードショー。
※高田万作の高は、はしご高が正式表記
三宅唱 コメント
ロカルノは私が初めて参加した国際映画祭でした。映画そのものへの親密な敬意が息づくあの空気を思い出すと、今も背筋が伸びます。
10年以上を経て、「旅と日々」とともに再訪できる縁を、嬉しく、意味深く受けとめています。
俳優やスタッフが季節をまたいで積み重ねてきた確かな仕事を、何より誇りに思います。
シム・ウンギョン コメント
三宅唱監督の素晴らしい世界観に参加できたことをとても光栄に思っています。
そして、ロカルノ国際映画祭という素敵な舞台で、皆さまに本作をお届けできることに、今から胸が高鳴っています。
「旅と日々」の初めての旅路、どうぞご一緒にお楽しみいただければ幸いです。
ロカルノ映画祭選考委員会 コメント
「旅と日々」は、まさに日本映画の最高峰を体現していると思います。哲学的でありながら気取らず、瞑想的でありながら地に足がついている。
人生の意味や、私たちが(なぜか)選ぶ道、そして出会いがどのように私たちの存在の一部になっていくのかを静かに見つめている。
この映画は、非常に繊細に、本質的な何か、人間の深い部分に触れています。
映画「旅と日々」30秒予告
シム・ウンギョンの映画作品
リンク
関連商品
浅井 剛志 Asai Goshi @go_asai
三宅唱の新作「旅と日々」ロカルノ映画祭に出品、シム・ウンギョン「胸が高鳴っています」 https://t.co/f6H2OK30Er