第20回大阪アジアン映画祭(OAFF2025)のクロージング作品が、
本作は、東アジア反日武装戦線「さそり」の元メンバーで、約半世紀にわたる逃亡の末に死去した桐島聡を描く社会派エンターテインメント作品。反日武装戦線の活動に共鳴して行動をともにしていた大学生の桐島は、1974年の三菱重工爆破事件で多数の犠牲者を出したことにより、深い葛藤にさいなまれる。警察当局の捜査が進んで組織が壊滅状態になる中、指名手配された桐島は偽名を使って逃亡。やがて工務店での住み込みの職と静かな生活を手にした彼は、ライブハウスで歌手キーナと知り合う。毎熊が桐島を演じたほか、
同映画祭での世界初上映に際し、高橋は「小さな町の小さな小屋でひっそりとかかっているようなそんな映画だと思っていました。誰よりも桐島自身が一番驚いているのではないでしょうか?」とコメント。毎熊は「桐島聡が過ごした半世紀にわたる逃亡生活を演じながら、 自分が生まれる前の時代のこと、 現代、 これから訪れる時代のことに想像を巡らせました」「善悪をつけることではなくて、 この映画をきっかけに“想像すること”が広がっていけば嬉しいです」とつづっている。
第20回大阪アジアン映画祭は、3月14日から23日にかけてABCホール、テアトル梅田、T・ジョイ梅田、大阪中之島美術館で開催。「『桐島です』」は7月4日より東京・新宿武蔵野館ほか全国で順次公開される。
第20回大阪アジアン映画祭(OAFF2025)
2025年3月14日(金)~23日(日)大阪府 ABCホール、テアトル梅田、T・ジョイ梅田、大阪中之島美術館
高橋伴明 コメント
小さな町の小さな小屋でひっそりとかかっているようなそんな映画だと思っていました。誰よりも桐島自身が一番驚いているのではないでしょうか? ひそやかな沈黙の映画が誰かにそっと届けば嬉しいです。
毎熊克哉 コメント
このたび「『桐島です』」が数ある作品の中から第20回大阪アジアン映画祭のクロージング作品として上映されることになり、 大変光栄に思っております。 桐島聡が過ごした半世紀にわたる逃亡生活を演じながら、 自分が生まれる前の時代のこと、 現代、 これから訪れる時代のことに想像を巡らせました。 彼らは何に怒り、 憂いていたのか…。
善悪をつけることではなくて、 この映画をきっかけに“想像すること”が広がっていけば嬉しいです。
きっと我々は無関係ではないはず。
大阪から日本全国へ、 そして世界中に届いていくことを願っています。
大阪ニュース @Osaka_headlines
毎熊克哉×高橋伴明「桐島です」大阪アジアン映画祭で世界初上映、クロージング作品に https://t.co/lPCTVMOZQF