山田洋次の新作「TOKYOタクシー」、倍賞千恵子と木村拓哉が実写映画で初共演

15

438

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 154 271
  • 13 シェア

松竹創業130周年を記念した映画「TOKYOタクシー」が11月21日に公開決定。山田洋次が監督を務め、倍賞千恵子木村拓哉が出演することがわかった。倍賞と木村は2004年公開のアニメーション映画「ハウルの動く城」以来の共演で、実写映画では初めてとなる。

左から倍賞千恵子、山田洋次、木村拓哉

左から倍賞千恵子、山田洋次、木村拓哉

大きなサイズで見る(全2件)

本作は冴えない日々を送るタクシー運転手の宇佐美浩二が、ある日、85歳の高野すみれを東京・柴又から、神奈川・葉山にある高齢者施設まで送ることになる物語。すみれは浩二に、いくつかの寄り道を依頼する。次第に心を許したすみれは、自らの壮絶な過去を語り始め、偶然出会った2人の人生は大きく動いていく。刻々と変化する大都市・東京を舞台に人生の喜びを謳い上げる物語になるという。

原作は松竹配給のもと2023年4月に公開されたフランス映画「パリタクシー」。舞台を東京に置き換えた「TOKYOタクシー」では、山田が朝原雄三とともに脚本を執筆した。木村は「武士の一分」以来、19年ぶりの山田組への参加。撮影はこれから行われ、クランクインを間近に控えている。

「TOKYOタクシー」製作発表記者会見に出席した(左から)倍賞千恵子、山田洋次、木村拓哉

「TOKYOタクシー」製作発表記者会見に出席した(左から)倍賞千恵子、山田洋次、木村拓哉[拡大]

山田、倍賞、木村は本日1月23日、東京都内で行われた製作発表記者会見に出席。原作に目を付けた理由について、山田は「かなり重い内容を持っているけれど、とても軽快で、どこかユーモラスに楽しく観られる」「今は非常に重苦しい時代。私たちは先行きの知れない、とてもつらい時代にいると思います。作られる映画もどうしても重い映画が多くなる。こんな時代だからこそ、軽やかに楽しく観たいと思う気持ちは、僕にもあるし、観客にもあるんじゃないか。この素材はそういう作品になれるんじゃないかと思って、取り組み始めました」と語った。

映画ナタリーでは会見の詳報も追って掲載する。

この記事の画像(全2件)

読者の反応

コーエン添田 @cannotcaz

"冴えない日々を送るタクシー運転手の宇佐美浩二"
https://t.co/GQKZgtgHWf

コメントを読む(15件)

リンク

関連商品

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャの映画ナタリー編集部が作成・配信しています。 パリタクシー / 山田洋次 / 倍賞千恵子 / 木村拓哉 / 朝原雄三 の最新情報はリンク先をご覧ください。

映画ナタリーでは映画やドラマに関する最新ニュースを毎日配信!舞台挨拶レポートや動員ランキング、特集上映、海外の話題など幅広い情報をお届けします。