映画「
週6日のトレーニングと徹底した食事管理を6カ月間続け、ルシアスを演じるための体作りをしたメスカル。劇中の迫力あるシーンの1つ、コロセウムを海上に見立てた“模擬海戦”の場面について「3~4週間の撮影で身体的にボロボロになった。模擬海戦やサイに乗ったグラディエーターとの戦い、ヒヒの群れとも戦ったよ。前作と比べてバトルシーンはよりパワーアップしているんだ」と振り返る。続けて「リドリーがすべてのバトルの瞬間、毎分毎秒にアドレナリンを与えてくれた。夢のようなセットで演技をするのはアドレナリンが出る。それは必然だった」と述懐した。
約11年ぶりの来日となったワシントンは「この日を楽しみにしていた。待ち遠しかったよ」と挨拶。本作については「巨匠であるリドリー・スコットに全幅の信頼を寄せていた。彼がどういったツールを使うのか、どのアングルから撮られているのか、我々はそれに対応し自由に演技をするだけ」と語った。
前作に引き続きルッシラを演じたニールセンは「ローマ帝国は政治の腐敗や権力を握る者、利己的なエリートが私欲を満たしている場所に変わってしまった。監督はそれを映像でさりげなく表現している。ローマ帝国の変化に作品を観て気付いていただけたら」と期待を込める。ヘッキンジャーは「すべてのスケールがパワーアップして帰ってきた。さっきコニーが話していたように、コスチュームのデザインにも権力の格差が現れているんだ」と明かした。
フォトセッションには、第37回東京国際映画祭の審査員である
「グラディエーターII 英雄を呼ぶ声」は、11月15日より全国でロードショー。映画ナタリーでは明日11月5日に開催のジャパンプレミア レッドカーペットイベントの模様もレポートする。
本田孝義 @hontaka1229
【記者会見レポート】「グラディエーターII」デンゼル・ワシントンらが来日、ポール・メスカルは熾烈なバトル回想(写真24枚) https://t.co/mwPwA4LfHg