ワン・ビンが若者の労働捉えたドキュメンタリー「青春」は4月公開、ポスター解禁

「鉄西区」「無言歌」「死霊魂」で知られるワン・ビンの新作「青春」の公開日が4月20日に決定。ポスタービジュアルが解禁された。

本作は中国の衣料品製造の中心地である浙江省湖州市の織里鎮という町で働く若者たちの日常を見つめたドキュメンタリー。212分という長尺で若者たちの反復労働の日々と劣悪な労働環境、彼らが人生や恋愛、賃金交渉にどのように対処しているかを淡々と捉えていく。ビジュアルには「被写体の存在を惜しみなく肯定する行為として、彼らの経験を記録するワン・ビンの仕事は気高い」（Filmmaker Magazine）という映画評も掲載された。

「青春」は東京のシアター・イメージフォーラムほか全国で順次ロードショー。なお同劇場ではワン・ビンの過去作「鉄西区」「鳳鳴（フォンミン）-中国の記憶」「収容病棟」「苦い銭」「死霊魂」の上映も予定されている。