アキ・カウリスマキ、黒沢清、濱口竜介ら映画人がガザ停戦を求める声明発表

アキ・カウリスマキ、黒沢清、諏訪敦彦、濱口竜介ら世界の映画製作者が、仏リベラシオン紙を通じてガザの即時停戦を求める声明を発表した。

10月7日にパレスチナ・ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスがイスラエルへの攻撃を開始し、現在もイスラエル人とパレスチナ人の虐殺が行われていることを受け、「ガザ空爆の即時中止、人道回廊の設置、すべての国際機関が要求する物資の提供、人質の解放を訴える」と要求。

また、1967年の第3次中東戦争後にイスラエルのHaaretz紙に掲載され、同国出身の映画作家アヴィ・モグラビが今月フランス・パリで読み上げた「占領は外国による支配をもたらす。外国による支配は抵抗を生む。抵抗は弾圧をもたらす。抑圧はテロリズムと対抗テロリズムにつながる」といった言葉を引用し、「私たちは今日、この言葉のもとに結集する」とつづっている。

声明には、そのほかナダヴ・ラピド、ペドロ・コスタ、ワン・ビン、タル・ベーラ、アピチャッポン・ウィーラセタクン、ビクトル・エリセ、ラドゥ・ジューデ、アブデラマン・シサコ、ウォルター・サレス、クレール・ドゥニ、ロベール・ゲディギャン、ローラン・カンテ、クレール・シモン、セドリック・カーン、アンドレ・テシネ、コルネリュ・ポルンボユ、ジャ・ジャンクー、マハマト＝サレ・ハルーン、アナンド・パトワルダン、アイラ・サックス、アルチュール・アラリ、フィリップ・フォコン、パトリシア・マズィ、リティ・パン、ラヴ・ディアスが参加した。